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鉱工業指数(鉱工業生産・出荷・在庫指数、稼働率・生産能力指数、製造工業生産予測指数)

(平成25年3月29日発表)

鉱工業指数 平成25年2月分(速報)

- 生産は下げ止まり、一部に持ち直しの動き -

  • 今月は、生産は低下、出荷が上昇、在庫、在庫率は低下であった。
  • 製造工業生産予測調査によると、3月、4月とも上昇を予測している。
  • 総じてみれば、生産は下げ止まり、一部に持ち直しの動きがみられる。
平成17年=100
項 目 季節調整済指数 原指数
指 数 前月比(%) 指 数 前年同月比(%)
生 産 89.0 ▲0.1 84.2 ▲11.0
出 荷 90.7 0.8 86.2 ▲9.5
在 庫 102.6 ▲2.0 106.6 ▲0.5
在庫率 121.3 ▲1.0 130.3 9.9

   注)▲はマイナスを示す。

1. 2月の生産・出荷・在庫動向

  1. 生産

     2月の生産は、前月比▲0.1%の低下と3か月ぶりの低下(前年同月比は▲11.0%の低下)となり、指数水準は89.0(季節調整済)となった。 生産の低下に寄与した業種は、電子部品・デバイス工業、精密機械工業、窯業・土石製品工業等であった。品目別にみると、モス型半導体集積回路(メモリ)、ボイラ部品、 アクティブ型液晶素子(中・小型)の順に低下に寄与している。

  2. 出荷

     2月の出荷は、前月比0.8%の上昇と2か月ぶりの上昇(前年同月比は▲9.5%の低下)となり、指数水準は90.7(季節調整済)となった。 出荷の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、鉄鋼業、非鉄金属工業等であった。

  3. 在庫

     2月の在庫は、前月比▲2.0%の低下と7か月連続の低下(前年同月比▲0.5%の低下)となり、指数水準は102.6(季節調整済)となった。 在庫の低下に寄与した業種は、一般機械工業、電気機械工業、化学工業(除.医薬品)等であった。

     2月の在庫率は、前月比▲1.0%の低下と5か月連続の低下(前年同月比は9.9%の上昇)となり、指数水準は121.3(季節調整済)となった。

2. 製造工業生産予測調査

 製造工業生産予測調査によると、3月は前月比1.0%の上昇、4月は同0.6%の上昇を予測している。 3月の上昇は、一般機械工業、化学工業、電気機械工業等による。4月の上昇は、輸送機械工業、一般機械工業、電子部品・デバイス工業等による。

 2月の実現率は▲3.6%、3月の予測修正率は▲3.0%となった。

製造工業生産予測調査 (季節調整済前月比(%))        平成17年=100
平成25年2月 平成25年3月 平成25年4月
平成25年2月調査  5.3  0.3
平成25年3月調査  1.0  0.6

      注)▲はマイナスを示す。

3. まとめ

 2月の生産は、前月比▲0.1%の低下となった。また、製造工業生産予測調査によると、3月、4月とも上昇を予測している。 総じてみれば、生産は下げ止まり、一部に持ち直しの動きがみられる。

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最終更新日:2013.3.29
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