簡易延長産業連関表
Q&A
- 質問:延長表にはどのようなものがありますか
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回答:延長産業連関表と簡易延長産業連関表があります。
延長産業連関表は経済産業省が全国表(基本表)をベースに最新の情報を駆使して推計し作成した各年毎の産業連関表で、基本分類ベースで公表しています。基礎資料は主に構造統計を使用。
一方、簡易延長産業連関表は、より早期の作表・公表が望まれるようになったため、平成12年表から作成し、延長産業連関表より粗い部門で公表しています。基礎資料は主に動態統計を使用。
- 質問:簡易延長産業連関表は、どのように利用されていますか?
- 回答:簡易産業連関表は、最新の産業構造を反映していることからそれ自体をそのまま読みとるだけでも、国や地域等の産業構造や産業間の相互依存関係などを把握・分析することができます。また、投入係数や逆行列係数を駆使することにより、公共投資・企業立地などの施策がもたらす経済波及効果や、価格変動がもたらす各産業への価格波及効果を推計することができることから、各自治体、大学、研究機関等で幅広く利用されています。
- 質問:簡易延長産業連関表はいつからの表がありますか?
- 回答:平成12年表(平成7年基準)から作成し、その後毎年作成公表しております。
- 質問:簡易延長産業連関表は、毎年いつ頃公表されますか?
- 回答:近年では情報技術をはじめとした様々な変化により、産業構造が短期間で大きく変化するようになり、より早期の公表が望まれるようになったため、対象年次の翌年度(約1年3ヶ月以内)を目途に公表しています。
- 質問:簡易延長産業連関表は、どこで入手できますか?
- 回答:経済産業省のホームページからダウンロード可能です。
- 質問:簡易延長産業連関表と延長産業連関表、どちらを利用すればいいですか?
- 回答:簡易延長産業連関表は延長産業連関表の速報として、延長産業連関表よりも簡易的な推計、また、公表分類も53、80部門と粗い部門で公表しています。したがいまして、より詳細な分析を行う場合は延長産業連関表を利用してください。また、時系列比較する場合は、最新の表以外は延長産業連関表の値を利用してください。
- 質問:名目表(時価評価法)実質表(固定価格評価表)、どちらを利用すればいいですか?
- 回答:時系列比較する場合は、価格変化を考慮しない実質表を一般的に利用しますが、その年のみの分析を行う場合は、名目表を一般的には利用しています。
最終更新日:2011.3.25