第３次産業活動指数

サービス産業の動きから見る日本の景気

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結果の概要【プレス情報 2024年2月分】

（2024年4月18日発表）

最新の指数の解説

2024年2月のサービス産業活動は、堅調な財･サービス消費などを受けて、生活娯楽関連サービスや小売業を始めとして多くの業種が上昇したことから、前月比1.5％と、2か月ぶりの上昇。2月時点の基調判断は、「持ち直しの兆しがみられる」に引き上げ。

2015年＝100

	季節調整済指数		原指数
	指数	前月比(%)	指数	前年同月比(%)
第３次産業活動指数	102.1	1.5	97.2	2.5
広義対個人サービス	102.8	1.1	97.2	2.6
広義対事業所サービス	100.7	0.6	97.2	2.3

業種別動向

内訳の大分類業種では、11業種中、生活娯楽関連サービスなど9業種が上昇、医療,福祉など2業種が低下。

表１．第３次産業総合を大きく動かした業種と主な要因

業種名	主な要因
上昇方向に影響した業種
生活娯楽関連サービス	「飲食店,飲食サービス業」は、「パブレストラン,居酒屋」が人流の増加などから上昇となるなど、引き続き堅調。 　その他の生活関連サービス業は、海外旅行が前月低下した反動などから上昇。
小売業	人流の増加などもあり、内訳業種７業種のうち、自動車小売業、燃料小売業を除く5業種が上昇。
卸売業	医薬品･化粧品等卸売業が医薬品は輸出向け、化粧品は国内向けにそれぞれ上昇するなど6業種が上昇。
運輸業,郵便業	鉄道業や、卸売業及び小売業の取引増などにより道路貨物運送業が上昇。
低下方向に影響した業種
医療,福祉	医療業が低下。

表２．大分類業種の前月比と寄与度

単位：％

業種名	前月比 (寄与度)	前年同月比
寄与した主な内訳業種
＜上昇業種＞
生活娯楽関連サービス	4.1 ( 0.41 )	5.6
飲食店,飲食サービス業 その他の生活関連サービス業
小売業	3.5 ( 0.39 )	0.3
その他の小売業（別掲を除く住関連） 飲食料品小売業
卸売業	3.3 ( 0.36 )	-0.1
機械器具卸売業 その他卸売業（機械器具を除く住関連卸売業）
運輸業,郵便業	3.2 ( 0.31 )	3.5
鉄道業 道路貨物運送業
情報通信業	2.1 ( 0.21 )	3.3
情報サービス業 映像･音声･文字情報制作業
金融業,保険業	1.4 ( 0.14 )	7.0
保険業 金融商品取引業,商品先物取引業
事業者向け関連サービス	0.6 ( 0.06 )	2.0
職業紹介･労働者派遣業 広告業
電気･ガス･熱供給･水道業	1.1 ( 0.04 )	-0.2
電気業
物品賃貸業（自動車賃貸業を含む）	0.4 ( 0.01 )	-1.1
レンタル業
＜低下業種＞
医療,福祉	-2.4 ( -0.34 )	2.7
医療業
不動産業	-0.2 ( -0.02 )	1.6
不動産取引業

(注)

1. 業種は第３次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です｡

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第３次産業活動指数（概要冊子）

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