「自分のキャリア(=人生)は自分で創る。」「ポスト(=経験、スキル、ネットワーク)のたすき掛けで唯一無二の人材になる。」経済産業省で総合職として働くキャリアについて、いつもこのようにご説明しています。
一方で、「経産省の職員は、会う人ごとにキャリアパスが違うので、自分が入省したらどんなキャリアを歩むのか、ちょっとイメージが沸きづらいんです…。」 そんな声を耳にすることもあります。
それもそのはず。経産省は、個人の意思を尊重したキャリアパスの実現に向けて様々な取組を実施しており、本省の各部署への配属はもちろんのこと、海外赴任や海外留学、自治体出向に至るまで、配属は、本人と人事側の意向をすり合わせながら、個別に決定しています。したがって、経産省には、そもそも「典型的なキャリアパス」は存在しないのです。
私たち自身はこれを経産省の魅力の1つだと考えていますが、学生の皆さんからすれば、自分が入省した際のキャリアパスや従事する仕事のイメージが沸きにくい要因になっていることも事実だと思います。
そこで、そんな皆さんに少しでも入省後のキャリアパスをイメージしていただけるよう、管理職や中堅職員(入省10年目以降の課長補佐)のキャリアにフォーカスしたイベントを開催することにしました!各職員がどのような想いで経産省に入り、何を大切にして、社会の変化をどのように捉え、そして、どんな風にキャリアを築いてきたのか。その事例を学生の皆さんに出来るだけ多く知っていただくことで、少しでも皆さんに入省後のキャリアイメージを膨らませていただければと考えています。
就職活動中の皆さんはもちろんのこと、まだ就職活動を始めていない大学生・大学院生の皆さんの参加も大歓迎です。ぜひ、奮ってご参加ください!
2024年度
- 地球環境対策室長【2/18開催】
- 大臣官房審議官(国際博覧会担当)【2/19開催】
- 製造産業局 産業機械課長【2/19開催】
- 原子力損害賠償・廃炉等支援機構 執行役員【4/3開催】
- 産業人材課長【4/8開催】
- 風力室長【4/16開催】
- 環境金融室長【4/22開催】
- 大臣官房総務課政策企画委員【5/15開催】
国家を守るということ ~経済産業省の危機管理・災害対応について~
経済産業省の政策といえば、イノベーション、スタートアップ、エネルギーなどが思い浮かぶと思います。その名の通り、攻めの産業政策を掲げ、我が国の「富の最大化」に挑戦する役所です。一方で、近年増加している自然災害への対応など、国家や国民を守る危機管理においても、組織の多様な知見や強みを活かし、政府内で重要な役割を果たしています。
昨年の能登半島地震から1年以上が経過しましたが、発災直後から、エネルギーインフラの復旧、避難された方々への物資供給、中小企業を中心とした生業の復旧支援などに全省を挙げて取り組みました。
今回の説明会では、発災直後からの経済産業省の具体的な対応を例に挙げながら、国家を「守る」という経産省の異なる側面をお伝えしたいと思います。
我が省が最も重視する「究極の現場」がここにあります。
- 開催日
- 2025年5月15日(木)17:00~18:30
- 場所
- 対面(経済産業省本省)とオンライン(Microsoft Teams)の併用
- 登壇職員
- 大臣官房 総務課 政策企画委員 利根川 雄大
- 講師紹介
- 国立大学工学部を卒業後、2007年に経済産業省に入省。入省後は、環境政策、産業技術政策、中小企業政策、エネルギー政策などに幅広く従事する他、新潟県庁に出向した際には新潟県の産業振興全般にも携わった。2022年資源エネルギー庁政策企画委員を経て、2023年6月より現職。2024年元日に発生した能登半島地震では、発災直後から省内の陣頭指揮を執った。
- 応募締切
-
【対面】2025年5月12日(月)正午まで!
【オンライン】2025年5月15日(木)説明会直前まで!
※経産省マイページ【予約・確認フォーム】からご応募ください。
※実地希望が多数の場合は抽選とさせていただきますので、予めご承知置きください。
参加形式や実地会場の詳細については前日までにご連絡いたします。
経済成長に向けて国家が果たす役割とは何か ~環境/気候変動分野での経験を通じて~
2005年に入省した時から、「国家とは何か」「国家の果たすべき役割とは何か」ということを自分なりに問い続けてきました。入省当時は「産業政策の意義はどんどん縮小している」「経済成長のためには国家が極力介入しない方がいい」といった言説が支配的でしたが、今は全く逆の状況にあり、世界全体で見ても国家間での産業政策の競争の時代に入ってきています。 私自身、2007-2009年、2019-2020年、2024-2025年と3度にわたり環境・気候変動分野に携わってきましたが、それぞれの時代において明らかに国家に求められる役割が変わってきたことを実感しています。こうした事例を紹介しつつ、経済成長に向けて国家が果たす役割とは何か、皆さんと一緒に考えたいと思います。
- 開催日時
- 2025年4月22日(火)16:00~17:30
- 場所
- 対面(経済産業省本省)とオンライン(Microsoft Teams)の併用
- 登壇職員
- イノベーション・環境局 GXグループ 環境金融室 室長 鬼塚 貴子
- 講師紹介
- 東京大学法学部卒業後、2005年入省。2009年~2011年留学(ハーバード大学LLM、イェール大学修士)。環境エネルギー分野(気候変動交渉、原子力国際協力)、通商交渉(RCEP交渉、WTO電子商取引交渉)などに従事。2018年、2021年の2度産休・育休を取得。2021年~2024年秘書課にて経産省内の組織経営改革に携わり、2024年7月より現職。2児の母。
- 応募締切
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【対面】2025年4月17日(木)正午まで!
【オンライン】2025年4月22日(火)説明会直前まで!
※経産省マイページ【予約・確認フォーム】からご応募ください。
※実地希望が多数の場合は抽選とさせていただきますので、予めご承知置きください。
参加形式や実地会場の詳細については前日までにご連絡いたします。
キャリアを楽しみながらプロになることのススメ〜対外経済×エネルギーを軸に〜
受験勉強に飽き、大学では遊び・楽しむことに熱心だった私は、社会人になるにあたり「せっかくの人生、楽しいことと同時に、充実もさせたい」と思うようになりました。
今回のプレゼンテーションではそんな私が、大学時代から20代にどんな自分探しをし、30代でチャレンジ・試行錯誤を繰り返しながら自分の軸を育てたか。また、管理職として「やさしく・つよく・おもしろい」チームを作るためにどんなことを心掛けているかなど、これまでの対外経済やエネルギー関連の業務経験に絡めながらお話ししたいと思います。
大学時代の私の思いは成就しているのか?と問われれば、試行錯誤しながらではありますが、周りの人に支えられ、成長の機会にも恵まれ、楽しみながら旅路を歩むことができています。
私は、知的好奇心を持ち、自己の成長や、評論家としてではなく実現することを喜べる人に、経産省で働くことを自信を持ってオススメします。
- 開催日時
- 2025年4月16日(水)17:00~18:30
- 場所
- 対面(経済産業省本省)とオンライン(Microsoft Teams)の併用
- 登壇職員
- 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギー課 風力事業推進室 室長(併)北海道GX推進官 福岡 功慶
- 講師紹介
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2007年入省。化学やヘルスケアの産業振興を担当。
在タイ日本大使館や米国留学において、日本と新興国によるWin-Winの関係構築、エネルギーインフラ輸出に現場で取り組む。
管理職としてインド・バングラデシュ等の国々への日本企業による投資促進など経済外交に従事。
対外経済政策の企画・調整を行う通商政策局政策企画委員を経て、昨年7月より現職。
日本の再生可能エネルギー導入の切り札である風力発電の導入を促進。同時に、風力産業の育成、経済安全保障の確保、国際連携や、北海道の脱炭素電源ポテンシャルを生かすGX推進を担う。 - 応募締切
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【対面】2025年4月11日(金)正午まで!
【オンライン】2025年4月16日(水)説明会直前まで!
※経産省マイページ【予約・確認フォーム】からご応募ください。
※実地希望が多数の場合は抽選とさせていただきますので、予めご承知置きください。
参加形式や実地会場の詳細については前日までにご連絡いたします。
国家公務員としての22年間のキャリアを振り返って~自分が大事にしてきたこと~
経済産業省が何をやっているのかほとんど理解していなかった学生が、ちょっとした偶然や様々な出会いを通じて、曲がりなりにも国家公務員として、多様な政策の実現に挑戦してきた自らのこれまでのキャリアを振り返りつつ、その時々でどんなことを考えていたのか、そして自分が何を大事に自らのキャリアを選び取ってきたのかを共有させて頂ければと思います。大きな技術革新やグローバルな社会変革の流れの中での10年後、20年後の日本の経済社会の姿を描く仕事、とにかく無我夢中で自分の非力さと組織としての力を感じた災害対応、政策に対する考え方の違いに触れたヨーロッパをはじめとした様々な国の役人との交流などの様々な経験を通じて、自分が変わっていったこと、変わらなかったことは何なのかを振り返ってみたいと思います。
- 開催日時
- 2025年4月8日(火)17:00~18:30
- 場所
- 対面(経済産業省本省)とオンライン(Microsoft Teams)の併用
- 登壇職員
- 経済産業政策局 産業人材課 課長 今里 和之
- 講師紹介
- 理学系研究科生物化学専攻の修士号を取得後、2003年に入省。製造産業政策、半導体・デジタル産業政策、ロボット政策など国内産業政策を中心に様々な政策分野を経験。また新産業構造ビジョンの策定など政府横断的な産業政策の立案にも関与。同時に東日本大震災対応やコロナ対応など未曾有の災害対応も経験。その後、新エネルギー・産業技術総合開発機構欧州事務所(パリ)赴任を経て、2024年7月より現職。今後の本格的な人口減少社会の到来を目前に控え、日本のこれからの成長を支える産業人材育成に他省庁とともに取り組んでいる。
- 応募締切
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【対面】2025年4月3日(木)正午まで!
【オンライン】2025年4月8日(火)説明会直前まで!
※経産省マイページ【予約・確認フォーム】からご応募ください。
※実地希望が多数の場合は抽選とさせていただきますので、予めご承知置きください。
参加形式や実地会場の詳細については前日までにご連絡いたします。
君たちはどう生きるか。
君たちはどう生きるか。
私が今回の説明会を通じて、皆さんに投げかけたい問です。 考えれば考えるほど分からなくなる自分の「ヤリタイコト」。徐々に就職先・進学先を決めていく友人。公務員試験や官庁訪問、霞が関に関する様々な噂。「就活」には、皆さんを不安にさせ、自分を見失わせる魔物が沢山住んでいます。
「いっそ考えるのを止めてしまえば楽かもしれない」、「自分にとって最良かは分からないけど、とりあえずこの選択肢を選んでしまおう」…そんな思いに駆られる皆さんの気持ち、良く分かります。私自身も、就活生の頃は何度も自分を見失ったり安きに流れそうになったりしました。
でも、就職活動は、皆さんが皆さん自身と向き合う貴重な機会。どんな仕事も、始めてみれば、楽しいことだけでなく辛いことがあります。その時に逃げずに踏ん張れるかどうかは、今、皆さんが自分自身とどれだけ真剣に向き合って自分の将来を決めるかにかかっています。
当日は、私が就活生の頃、何を考えて経産省を選んだのか、そしてその後の15年間、どのような想いで仕事に取り組んできたのかを熱く語ります。是非皆さんも、私の話を聴きながら、「私はどう生きたいか」と、自分に問いかけてみてください。当日皆さんと会えることを心から楽しみにしています。
- 開催日時
- 2025年4月3日(木)17:00~18:30
- 場所
- 対面(経済産業省本省)とオンライン(Microsoft Teams)の併用
- 登壇職員
- 原子力損害賠償・廃炉等支援機構 執行役員 神田 啓史
- 講師紹介
- 国立大学法学部卒業後、2007年に経済産業省入省。北海道出身。入省後は、エネルギー政策や特許政策、自動車政策に幅広く従事。2022年夏より現職。
- 応募締切
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【対面】2025年3月28日(金)正午まで!
【オンライン】2025年4月3日(木)説明会直前まで!
※経産省マイページ【予約・確認フォーム】からご応募ください。
※実地希望が多数の場合は抽選とさせていただきますので、予めご承知置きください。
参加形式や実地会場の詳細については前日までにご連絡いたします。
私の履歴書 ~官僚としてのキャリアと矜持~
官僚として政策立案に携わるということ、すなわち国家の意思決定にダイレクトに関わるということの醍醐味と、おそろしさを、私がこれまで担当してきたいくつかの政策に触れつつお伝えし、霞ヶ関でキャリアをつむということにワクワクしていただけたらと思っています。
- 開催日時
- 2025年2月19日(水)13:30~15:00(霞が関OPENゼミ内)
- 場所
- 対面(経済産業省本省)とオンライン(Microsoft Teams)の併用
- 登壇職員
- 製造産業局 産業機械課長 兼 総務課DX政策企画調整官 須賀 千鶴
- 講師紹介
- 入省22年目。東京大学法学部卒業後、総合職・事務官として入省。米国留学(MBA)。これまで、気候変動交渉、資源外交、クロスボーダー税制改革、クールジャパン戦略、コーポレートガバナンス改革、次官若手プロジェクトなどに従事。2018年より初代WEF第四次産業革命日本センター長、2021年より情報経済課長(兼)デジタル庁参事官として、デジタル臨調、プラットフォーマー対応、デジタルライフライン全総、生成AIルール等の政策立案に携わり、2024年より現職。2児の母。
- 応募締切
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【対面】2月12日(水)17:00まで
【オンライン】2月17日(月)正午まで
マイページにログイン後、トップ画面に表示されている「【予約フォーム】総合職|霞が関OPENゼミ 2025」から予約をお願いします。
※いつもと応募フォームが異なりますので、ご注意ください。
使命感ある職業人生について
(国家経営に携わる醍醐味と個の成長の相関。あるいは、職業人としての自由。)
国家は、かつての国家ではない。
でも、分断が進む混迷したグローバル経済下で、国家が課題解決に主体的な役割をは果たすべき領域は、むしろ拡大していく。
あらゆる行政領域がグローバル化しているいま、国家公務員に求められていることは何か。国家公務員でなければできないことは何か。国家公務員としてどのようなスキルセットが身につくのか。話者自身の職業人生を振り返りつつ、政府の一員として政策形成や国家経営に関わる醍醐味と政官民の関係性についての現状と個人的な展望を語る。
- 開催日時
- 2025年2月19日(水)10:00~11:30(霞が関OPENゼミ内)
- 場所
- 対面(経済産業省本省)とオンライン(Microsoft Teams)の併用
- 登壇職員
- 大臣官房審議官(国際博覧会担当) 浦上 健一朗
- 講師紹介
- 1995年 東京大学法学部卒業。同年、通商産業省(現・経済産業省)入省。在ワシントン日本国大使館、内閣総理大臣官邸などでの勤務を経て、大臣官房広報室長、資源エネルギー庁原子力政策課長、通商政策局米州課長、同局総務課長、資源エネルギー庁総務課長。大臣官房会計課長を歴任し、2024年7月から現職。ニューヨーク州弁護士。
- 応募締切
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【対面】2月12日(水)17:00まで
【オンライン】2月17日(月)正午まで
マイページにログイン後、トップ画面に表示されている「【予約フォーム】総合職|霞が関OPENゼミ 2025」から予約をお願いします。
※いつもと応募フォームが異なりますので、ご注意ください。
日本として旅をすること
私は2021年から2024年6月までの3年間、パリを起点にヨーロッパやアフリカ、ロシア、イスラエル、トルコなど約30か国を飛び回る生活をしていました。その3年間で世界は大きく変わったように思います。分断、経済不安、地政学的リスクの高まり。国際秩序を不安定化させる要素が複雑に絡み合いながら同時に進行しています。気候変動を巡る各国の利害対立もまた深刻化しています。日本は、そして日本人は、目の前に広がる険しい旅路を、どうやって歩んでいくべきなのでしょう。皆さんと一緒に考えたいと思います。
- 開催日時
- 2025年2月18日(火)10:00~11:30(霞が関OPENゼミ内)
- 場所
- 対面(経済産業省本省)とオンライン(Microsoft Teams)の併用
- 登壇職員
- イノベーション・環境局 GXグループ 地球環境対策室 室長 前田 洋志
- 講師紹介
- 2004年経済産業省入省。法令審査や組織改編、米国留学、採用・研修、自動車分野の税制改正などに従事した後、資源エネルギー庁総務課政策企画委員、大臣官房会計課政策企画委員、日本貿易保険パリ事務所長を経て、2024年7月より現職。地球環境対策室長として、炭素国境調整措置(CBAM)の導入や気候変動枠組み条約(COP)交渉など気候変動を取り巻く世界情勢の変化に対応しながら、アジア・ゼロエミッション共同体構想(AZEC)を通じた日本のグリーン・トランスフォーメーション(GX)の国際展開の推進を担う。
- 応募締切
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【対面】2月12日(水)17:00まで
【オンライン】2月17日(月)正午まで
マイページにログイン後、トップ画面に表示されている「【予約フォーム】総合職|霞が関OPENゼミ 2025」から予約をお願いします。
※いつもと応募フォームが異なりますので、ご注意ください。
2023年度
君たちはどう生きるか。
私の履歴書 ~官僚としてのキャリアと矜持~
こどもたちが、この国に生まれてよかったと思える日本にするために
日本企業、日本人そして日本のこれから
俺の通商交渉25年史:グローバルとローカル、統合と分断、そして・・・
激動の世界。歴史的な転換期のフロントで、何を考え、行動していくか。
この国の未来のために働くこと。経済産業省という私の「なりわい」
経済と産業のカタチを変えるスタートアップ政策の今後~戦後の創業期に次ぐ、第二の創業期の実現~
経産省の人事が語る、経産省を「人と組織がともに成長する組織」にどう変えているのか
お問合せ先
大臣官房秘書課 採用担当電話:03-3501-0085
E-MAIL:bzl-recruit@meti.go.jp

最終更新日:2025年3月17日