さて質問です。友人に聞いてみました。一緒に考えてみてください。 「使い終わった生分解性プラスチックのシャンプーボトルを捨てるとき、あなたはどうしますか?」 燃えないゴミに出しますか?リサイクルプラスチックのゴミでしょうか?でもそれならふつうのプラスチックと同じになってしまいます。割高だけどせっかく環境に配慮して選んだのに・・・。 苦しまぎれの友人は「庭にうめます。庭のない人は・・・海か山かなあ」 ダメダメ。そんなすぐに分解してくれません。それに海や山に捨てるのは環境をよごしてしまいます。現時点の正解は、ふつうのプラスチックと同じあつかいになります。土に埋めても紙や樹木などが分解されるのと同じように時間がかかるのです。だから生分解性プラチックだからといって、ポイ捨てなんて絶対にいけませんよ。 生分解性プラスチックは専用の装置で処理したときに短期間で分解されるように作られています。将来的には大変期待できますが、今のところリサイクルが基本です。 もともと生分解性プラスチックは環境にそのまま捨てるようには考えられていないのです。しかし釣り糸など、どうしても環境に残してしまいがちなものには有効です。水鳥が釣り糸に足をからませたりしたらかわいそうですね。作物の苗ポットなど農業用にも使われています。 商品を買うときは素材の特性を理解して選び、捨てるところまで責任を持ちたいものですね。 |