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リスクコミュニケーション体制の整備

リスクコミュニケーションイメージイラスト

リスクコミュニケーションを効率的効果的に進めるために、経営トップがリスクコミュニケーションを理解し、基本方針と責任体制を確立し、戦略的に取り組むことが重要です。

まず、なんのためにリスクコミュニケーションを行うのかという共通認識を社内で確立し、そのための全体責任者と担当者(化学物質の管理担当者やリスクコミュニケーションの担当者:リスクコミュニケーター)を決めます。中小規模の企業では、例えば、工場長や総務部長が責任者になると考えられます。担当者には、社内で孤立しないように必要な権限を与えるとともに、他の関連部署と連携体制を確立する必要があります。

また、ファシリテーター、インタープリターといった次のような役割の人がいると、リスクコミュニケーションを円滑に進めることが期待できます。

環境管理監査に関する国際規格ISO14001で知られるPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルは、リスクコミュニケーションの実践でも適用できます。ISO14001を取得している企業では、外部コミュニケーションのひとつにリスクコミュニケーションを組み込んで体制整備をするとよいでしょう。

用語解説

リスクコミュニケーター

リスクコミュニケーターとは、リスク情報の送り手の立場で、コミュニケーションを実施する人をいいます。リスクコミュニケーターへの信頼を確保することが重要で、コミュニケーションのテクニックも身につけておくことが求められます。相手の関心に応える情報を提供する努力と相手に理解してもらえるように伝える努力が必要です。

ファシリテーター

ファシリテーターとは、進行役として議論を円滑に進め、参加者全員が意見を表明できたと実感できるように話し合いを進める役割を担っています。利害関係者間の衝突が予想されるような場合に、中立の立場で専門的な教育を受けたファシリテーターを起用することが有効な場合があります。ただし、事業者や行政官がファシリテーターを努める場合もあります 。ファシリテーターに最も求められる能力は「人の話を聞くこと」です。

インタープリター

インタープリターとは、翻訳者ないしは解説者のことで、情報の受け手に理解できない内容や、市民だけで解決できない疑問が発生した際に、中立的な立場で市民に必要な情報を提供する役割があります。インタープリターは、化学物質や環境リスクに関する基礎的知識、国内外の法制度および事例について理解し、最新の情報を収集できることが必要です。また、市民の抱える不安や疑問を理解でき、共感的態度を示すことができる素養が求められます 。

お問合せ先

製造産業局 化学物質管理課 化学物質リスク評価室
電話:03-3501-0080
FAX:03-3580-6347
お問合せメールフォーム: https://mm-enquete-cnt.meti.go.jp/form/pub/kagaku/kannrika_toiawase

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