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「絵記号を使用したコミュニケーション支援用ボードのためのデザイン原則」に関する国際規格が発行されました

「絵記号」を活用したコミュニケーション支援~日本で培われた「わかりやすさ」のポイントが国際規格に~

 「コミュニケーション支援用絵記号」は、それを指し示すことで、言葉の違う人同士や、聴覚や発話などに障害のある人ともやりとりできるように、ボード等に印刷して使われる絵記号です。しかし、せっかくの絵記号も、見にくかったり、意味が想像できなかったりしたのでは、その意義も半減してしまいます。
 今回、より多くの人々にとってわかりやすい絵記号の作成に役立つ「デザイン原則」を規定した国際規格が、日本提案のアイデアの下で新たに発行されました。

1.規格制定の背景
 戦後復興期の東京オリンピックをきっかけに、日本では「絵記号」が街中にも広く普及し、多くの人々のコミュニケーションを助けてきました。この40年にもわたる実践を踏まえ、平成17年には、「より多くの人々にとってわかりやすい」絵記号のデザイン原則を規定したJIS T0103(コミュニケーション支援用絵記号デザイン原則)が制定され、現在、この規格に基づいて作成された絵記号が、すでに国内の駅や空港、金融機関等で活用されています。(※)
 言葉を超えることのできる「絵記号」だからこそ、そのわかりやすさにつながるデザイン原則は国際的に活用してもらいたい。そんな日本の思いが実り、今回新たな規格が発行されました。


    おなかがいたい     薬局
   (図1おなかがいたい)    (図2薬局)

どうされました? おなかが痛いのですか? 薬局はこちらです。


2.規格のポイント
 今回発行された国際規格は、「ISO 19027(絵記号を使用したコミュニケーション支援用ボードのためのデザイン原則)という名称で、誤認識が起こりにくくわかりやすい絵記号を作成するための10のデザイン原則とともに、絵記号の共通化すべき表示方法や、絵記号を印刷する「ボード」の望ましい特性を規定しています。 
 規格の概要は、
(1) コミュニケーション支援用ボードの望ましい特性)大きさ、材質、背景色、記載情報、レイアウト等)
(2) 望ましい絵記号のデザイン原則例(普及している絵記号との整合性、単純表現、対比表現、主題の明確化、線の太さ、自然な描写、記号の組み合わせ等)
のほか、参考情報として、絵記号と写真などとを組み合わせる方法や、「コミュニケーション支援用ボード」の作成例が用途別に掲載されています。

3.海外での安心と言葉要らずのおもてなし
 見やすくわかりやすい絵記号が世界に広まり、言葉がわからなくても、世界中どこにいても安心して使える「コミュニケーション支援用ボード」が普及することは、とても有意義です。国内でも、このような絵記号がさらに広く普及し、外国人旅行者にストレスなく過ごしていただくことで、日本や日本のおもてなしへの評価に繋がることが期待されます。


※以下は国内で活用されている絵記号ボードの一例です。平成27年10月末時点で約15,000部が普及しています。

お問合せ先

産業技術環境局 基準認証ユニット 国際標準課 高齢者・障害者支援担当
E-mail:jisc@meti.go.jpメールリンク
電話:03-3501-9277(直通)
FAX:03-3580-8625

経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
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