1.インド太平洋経済枠組み(IPEF)の概要
インド太平洋経済枠組み(Indo-Pacific Economic Framework for Prosperity, IPEF)は、インド太平洋地域における経済面での協力について議論するための枠組みであり、オーストラリア、ブルネイ、フィジー、インド、インドネシア、日本、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、韓国、シンガポール、タイ、米国及びベトナムの合計14カ国が参加しています。2022年5月、バイデン大統領の訪日に合わせて東京で立ち上げが発表され、同年9月、米国・ロサンゼルスで開催されたIPEF閣僚会合において、貿易、サプライチェーン、クリーン経済及び公正な経済の4つの柱について、交渉対象に関する合意がなされました。IPEF立ち上げから一年後の2023年5月、米国・デトロイトでIPEF閣僚会合が開催され、柱2として交渉が進んでいたIPEFサプライチェーン協定の実質妥結が発表されました。さらに、同年11月、米国・サンフランシスコにてIPEF閣僚会合が開催され、IPEFサプライチェーン協定の署名式が行われたほか、IPEFクリーン経済協定(柱3)及びIPEF公正な経済協定(柱4)の実質妥結が発表されました。
引き続き、日本としては、インド太平洋地域における持続可能で包摂的な経済成長を実現するべく、地域のパートナー国と緊密に議論しながら、IPEFの議論に建設的に貢献していきます。
(参考)インド太平洋経済枠組み(概要)※外務省リンク
2.経緯
- インド太平洋経済枠組み(IPEF)の立ち上げに関する首脳級会合(令和4年5月23日)
- 広瀬経済産業審議官のインド太平洋経済枠組み(IPEF)の貿易の柱に関する非公式閣僚級会合への出席(令和4年6月13日)
- 萩生田経済産業大臣のインド太平洋経済枠組み(IPEF)閣僚級会合への出席(令和4年7月27日)
- 西村経済産業大臣のインド太平洋経済枠組み(IPEF)閣僚級会合への出席(令和4年9月13日)
- 西村経済産業大臣のインド太平洋経済枠組み(IPEF)オンライン閣僚級会合への出席(令和4年12月20日)
- 西村経済産業大臣のインド太平洋経済枠組み(IPEF)閣僚級会合への出席(令和5年5月27日)
- 西村経済産業大臣のインド太平洋経済枠組み(IPEF)閣僚級会合への出席(令和5年10月5日)
- 西村経済産業大臣のインド太平洋経済枠組み(IPEF)閣僚級会合への出席(令和5年11月17日)
- サプライチェーンの強靱性に関するインド太平洋経済枠組み(IPEF)協定の発効(令和6年2月1日)※外務省リンク
- 齋藤経済産業大臣のインド太平洋経済枠組み(IPEF)閣僚級会合への出席(令和6年3月14日)
- 齋藤経済産業大臣のインド太平洋経済枠組み(IPEF)閣僚級会合等への出席(令和6年6月6日)
3.関連資料
- 立上げに関する首脳級会合 共同声明(仮訳(PDF)/英文(PDF))(令和4年5月23日)※外務省リンク
- 立上げに関する首脳級会合 岸田総理大臣によるスピーチ(PDF)(令和4年5月23日)※外務省リンク
- 令和4年9月閣僚級会合(米国・ロサンゼルス) 閣僚声明(令和4年9月9日)※外務省リンク
- 令和5年5月閣僚級会合(米国・デトロイト)(令和5年5月27日)※外務省リンク
- 令和5年11月閣僚級会合(米国・サンフランシスコ) プレスステートメント(柱2~4関連)(英文(PDF)/和文(PDF))※外務省リンク
- 令和6年6月閣僚級会合(シンガポール) プレスステートメント(柱2~4関連)(英文(PDF)/和文(PDF))
- IPEFサプライチェーン協定(概要)(PDF)(令和6年2月)※外務省リンク
- IPEFクリーン経済協定(概要)※外務省リンク
- IPEF公正な経済協定(概要)※外務省リンク
- IPEF協定(概要)※外務省リンク
4.リンク
最終更新日:2024年6月18日