事例詳細-株式会社パイロットコーポレーション

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株式会社パイロットコーポレーション

「人と創造力をつなぐ。」

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会社情報

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代表取締役社長
藤﨑 文男ふじさき ふみお
弊社は筆記具メーカーとして長年培ってきたインクや樹脂加工の技術を玩具開発にも応用しています。色変化などの独自技術を通じ、遊びの中に驚きと学びを生み出してきました。今後も玩具を通じて創造力を育む価値創出に取り組んでいきます。
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選定項目における取組内容

グローバル展開

日本の玩具を世界へ

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2003年に「スイスイおえかき(AQUA DOODLE)」を、主にパートナー企業のOEM商品として海外展開を開始した。現在では45以上の国と地域で展開し、各地の文化や子育て環境に配慮した商品展開を行っている。現地パートナーと連携し、使用シーンやニーズに応じた商品設計やプロモーションを展開することで、継続的な市場定着を図っている。

「メルちゃん」シリーズは2006年より香港、中国を皮切りに海外展開を開始。日本同様に人形と共にお世話遊びを楽しめる周辺グッズの人気も高い。着ぐるみイベントや店頭施策など、日本国内で好評の体験型販促を各地で実施している。近年は台湾やタイでの需要拡大が顕著であり、今後もアジアを中心に販売地域の拡大を進める方針である。

多様なファン層の獲得

ロングセラー玩具発のIPでファン層拡大

ロングセラー玩具発のIPでファン層拡大 画像

「メルちゃん」シリーズは、1992年の発売以来30年以上にわたり親しまれているロングセラー商品である。長期にわたる展開により、親子二世代で遊ぶケースも増加している。近年は出版社や手芸メーカーと連携し、メルちゃん用の手作り衣装の書籍販売やワークショップを実施することで、親世代のみならず祖父母世代への訴求も強化している。人形本体の累計出荷数は1,000万体を超え幅広い世代に支持されているが、玩具製品のみならず、メルちゃんの世界に入り込めるアトラクションを通じて体験価値の提供や、服飾・日用品など玩具とお揃いで楽しめるグッズの拡大も多様な企業との協業により実現しており、ブランド価値向上に努めている。

また、2025年にはショートアニメ化を行い、かつてメルちゃんで遊んでいた20代を中心とした卒業層への情報発信を開始した。SNSでは、未就学児のいる家庭向け、過去ユーザーである10代から20代向けなど、媒体特性に応じた継続的な発信を行い、新たなファン層の獲得につなげている。

さらに、2026年に25周年を迎えた「アヒル隊長」シリーズでは、「浴育」をテーマにした活動を展開している。温浴施設や関連企業との協働、入浴剤とのコラボレーションを通じ、乳幼児のみならず大人へもファン層を拡大し、日本の入浴文化への関心喚起にも寄与している。

消費者とのタッチポイント強化

体験を通じた消費者接点の強化

体験を通じた消費者接点の強化 画像

オンライン・オフライン双方での継続的な情報発信を通じ、消費者との接点強化に取り組んでいる。特に各種SNS施策の強化により、フォロワー数は合計約32万人まで拡大している。SNSを活用したイベント告知の効果も顕在化しており、2025年度に実施した着ぐるみショーやワークショップでは、1,000名超の集客を記録した事例が5件と、前年を上回る実績を上げている。また、「メルちゃん8大都市ツアー」と題した全国13店舗での店頭催事では、当日の売上が前年同日比330%となるなど、体験型施策による購買促進効果も確認された。加えて、主要都市4か所の店頭に設置した「メルちゃんポスト」には、半年で1,000通を超える手紙が寄せられ、消費者との双方向の関係構築にも寄与している。メルちゃんの着ぐるみショーでは毎回子どもたちが自分のメルちゃんを連れて観覧する姿が多数見られ、玩具を通じての新たな体験や思い出づくりの場を継続的に提供している。

2025年春にはメルちゃん初のテレビアニメとして『ゆるかわメルちゃん』を制作し、1クール放送を実施した。これにより、従来の未就学児層に加え、かつてメルちゃんで遊んでいた卒業層の関心喚起にもつなげており、今後はWEBを中心に展開を広げていく。

優れた技術や企画開発力

色変化技術が生む驚きの体験

筆記具メーカーとして培ってきたインク技術を玩具分野に応用した商品展開を行っている。温度によって色が変化する「メタモカラー」を活用し、「メルちゃん」シリーズや「かえちゃOh!!」「おふろDEミニカー」など、お湯や氷水による色の変化を楽しめる玩具を開発している。これらの製品は、室内遊びに加え、入浴時にも使用できる点を特長としている。

また、水で色が変わるインクを用いた「スイスイおえかき」は、ペンに水を入れて描くことで周囲を汚すことなく遊ぶことができる。幼児期の描画体験を支える製品として、初めてのおえかき用途を中心に支持を得ている。近年では、色変化がもたらす「驚き」に着目し、脳波測定による数値化を行っている。こうした実験に基づく色選定を商品開発に反映し、より魅力的な製品づくりにつなげている。

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関連資料

お問い合わせ先

新たな世界を切り開く玩具産業企業 20選事務局

経済産業省 製造産業局 生活製品課
MAIL:bzl-gangu.kigyosen@meti.go.jp

最終更新日:2026年6月26日