平成17年10月24日、中部電力株式会社が管理する南股えん堤において、自動制御中の排砂ゲートが誤動作を起こし、総量約300㎥の貯水が下流に放流され、また平成18年3月16日には、同社が管理する大井川ダムにおいて、自動制御中の維持流量放流ゲートが誤動作を起こし、総量約9万㎥の貯水が下流に放流されました。これらの放流による人命、財産等の被害は無かったものの、今後同様の事象を防止する必要があります。
そこで、原子力安全・保安院は、水力発電所のダム及びえん堤を管理する電気事業者等に対して、平成19年度の出水期までに、自動制御を行っているダム及びえん堤におけるゲート及びバルブについて点検を行うことを求めることとしました。
ダム及びえん堤におけるゲート及びバルブの点検について (PDF形式(128KB))