平成３０年８月２４日に兵庫県内で発生した風力発電設備の倒壊事故を踏まえた追加の指示について

台風２０号に伴う兵庫県淡路市の風力発電設備の倒壊事故を受けて、以下のとおり事業用電気工作物（発電用風力設備）設置者に追加の指示をいたしました。 事業用電気工作物（発電用風力設備）設置者各位
平成３０年８月２４日に兵庫県内で発生した風力発電設備の倒壊事故について、現在事故原因を究明中であるが、現地調査の結果等を踏まえれば、基礎の構造等に起因する可能性があるところ。当該事故の社会的影響に鑑みれば、原因究明を待たずとも、実施可能な対策は早急に措置すべきであるため、平成３０年８月２７日付の指示に加え、以下の対応を指示する。

設置している風力発電設備の設計図書等を確認し、基礎の構造が別紙の図１、図２、図３及びその他のいずれに該当するかを、各産業保安監督部まで、速やかに報告すること。その際、風力発電設備所名、基数、機種、連絡先を合わせて報告すること。
 

• 図１は、凸状の上下段に設計・施工されていて、アンカーリング又はアンカーボルトが基礎（フーチング）の下部まで達していない場合。
• 図２：基礎（ペデスタル）内のアンカーリング又はアンカーボルトが、基礎（フーチング）の下部まで達しているもの。
• 図３：凸状ではなく、基礎の上部にテーパー（傾斜）が付いているもの。

別紙

 
　　　図１　　 　　　　　　　　　図２　　　　　　　 　　　　図3

①支持物（タワー）　　②アンカーボルト又はアンカーリング　
③基礎（ペデスタル）　④基礎（フーチング）
（図中の点線は、部位の範囲を示すために記載したものである）

④別添ファイル

• 追加指示書（PDF形式：137KB）

産業保安グループ 電力安全課
電話（03）3501-1742（直通）