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平成30年8月24日に兵庫県内で発生した風力発電設備の倒壊事故を踏まえたさらなる追加の指示について

本件の概要

台風20号に伴う兵庫県淡路市の風力発電設備の倒壊事故を受けて、以下のとおり平成30年9月18日付けの指示(30保電安第32号)により、当該指示の別紙1の図1又はその他に該当すると報告された発電設備の設置者に対してさらなる追加の指示をいたしました。

【指示の概要】

平成30年9月18日付指示の関係設置者各位
 
    経済産業省産業保安グループ電力安全課長
資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー課長
 
平成30年8月24日に兵庫県内で発生が確認された風力発電設備の倒壊事故については、現在事故原因の究明が行われているところであるが、当面の対策として行った平成30年9月18日付けの指示(30保電安第32号)により、当該指示の別紙1の図1又はその他に該当すると報告された発電設備(以下「対象発電設備」という。)の設置者に対して、設計時に想定された外力に対する基礎構造部分の耐性を検証することを目的に、以下のことを指示する。
 
1.設計図書や施工写真等の書類を有する場合は、それらを用いて基礎構造部分が設計図書通りに施工されているかを確認し、その確認結果を各産業保安監督部まで速やかに報告すること。
2.設計図書や施工写真等の書類を有しない場合は、基礎構造の安全性を確認する方法について検討し、その検討結果を各産業保安監督部まで速やかに報告すること。
 
なお、一発電所で複数基の発電設備を持つ場合は、対象発電設備の号機全てについて確認すること。また、報告に際しては、別紙様式を用いること。

 
<参考>平成30年9月18日付30保電安第32号(抜粋)
 
別紙1
         風力発電設備の支持物と基礎の構造例
 

 
    図1            図2            図3
 
  1. 支持物(タワー)  ②アンカーボルト又はアンカーリング 
  2. 基礎(ペデスタル) ④基礎(フーチング)
    (図中の点線は、部位の範囲を示すために記載したものである)

基礎構造確認結果報告書
 
記入者名:






発電所名
(FIT法の接続ID)
 
発電所所在地  
設置者名  
出力※ 総  kW =    kW ✕  基+    kW ✕  基
運転開始年月日 平成  年  月  日




結果
確認日 平成  年  月  日
確認対象基数     基
1.設計図書及び施工写真等を有しており、基礎構造部分が設計図書通りに施工している場合 具体的な確認方法を記載してください。この欄にこだわらず「別紙」として作成して頂いても構いません。
(例えば、「設計図書と施工写真を比較するとともに、検査済証にて適合を確認」)
2. 設計図書及び施工写真等を有しているが、基礎構造部分が設計図書通りに施工されていない場合 設置時の技術基準への適合性を確認して下さい。確認できなかった場合は、適合させるために必要な工事計画を立案する旨を、この欄にご記入下さい。
3. 設計図書又は施工写真等を有していない場合 基礎構造部分の耐性を確認するために必要な調査方法を検討して下さい。方法を「別紙」としてまとめてご提出下さい。
 
※複数基を有する発電所の場合、単基出力✕基数で記載のこと。


添付書類
・1.の場合:確認方法に関する「別紙」(適宜)と、基礎構造の確認に用いた書類の写し(写しは確認に用いた部分と書類名が分かる部分のみで構いません。但し、設計図書通りに施工されていることを確認できる施工写真、検査済証等を付けて下さい。)
・2.の場合:技術基準への適合が確認された場合は、それを証明する資料。確認できなかった場合は、それを確保するための補強工事等の「工事計画」。(工事計画の作成が、本調査の〆切に間に合わない場合は、上記の欄内に作成見込時期を明記の上、提出する事をご記入下さい。)
・3.の場合:調査方法に関する「別紙」


別添ファイル

問い合わせ先

産業保安グループ 電力安全課
電話(03)3501-1742(直通)
経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
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