自動追尾型太陽電池発電設備に関するお願い(周知)
本件の概要
令和2年4月23日
経済産業省産業保安グループ電力安全課
近年、太陽電池発電設備は、従来の住宅の屋根に設置する「屋根置き太陽電池発電設備」や土地に自立して支持物を設置する「野立て太陽電池発電設備」に加え、貯水池などの水上に設置する「水上設置型太陽電池発電設備」など、設置形態が多様化しています。
このうち、太陽の動きに合わせ太陽電池パネル面の角度を油圧装置や電動モーターによる駆動装置等を用いて自動制御する太陽電池発電設備(以下「自動追尾型太陽電池発電設備」という。)は、太陽電池パネル面の角度を固定させる「野立て太陽電池発電設備」等とは構造や維持管理方法が異なり、設備を安全に維持するためには、パネルやパワーコンディショナーなどの電気設備の保守メンテナンスに加え、油圧装置や電動モーターによる駆動装置についても保守メンテナンスに万全を期すとともに、駆動装置が故障した場合は速やかに修繕等の措置を講じていただくことが必要となります。
自動追尾型太陽電池発電設備の所有者におかれては、販売元から次の資料等を入手し、設備の構造や維持管理方法等について説明を受けることにより、設備の保安について十分に理解いただくとともに、電気設備に関する技術基準への適合性を改めて確認してください。
・設計図書
・太陽電池モジュール仕様書
・支持物の構造図及び強度計算書
・地質調査結果
・設備の配置図
・電気設備の配線図(単線結線図)
・施工記録
・駆動装置の取扱説明書
問い合わせ先
産業保安グループ 電力安全課 新エネルギー班