電気設備技術基準解釈改正を踏まえた送電用鉄塔にかかる確認要請について
本件の概要
令和2年6月29日
令和元年台風15号により倒壊した鉄塔の原因調査について、「令和元年台風15号における鉄塔及び電柱の損壊事故調査検討ワーキンググループ(以下、鉄塔WG)」において検討が行われてきたところ、今後の台風被害等に備えるため、鉄塔の風圧荷重については基準風速40m/sと地域別基本風速における風荷重を比較して大きい方の荷重を電気設備技術基準解釈に適用することとされました。今般、第7回鉄塔WGにおいて、鉄塔設計に用いる基準風速としてJEC-TR-2015の地域別基本風速が了承されたことを受けて、改めて地域別基本風速マップを踏まえた鉄塔設計が行われているか、確認することが重要です。
そこで、経済産業省としては、別紙の事業者に対し、下記について確認し、適切に御対応いただくよう要請します。
記
1.全国すべての送電用鉄塔について、新たに技術基準及び解釈に導入される地域別基本風速マップに基づき、設計風速が40m/sを超える箇所に鉄塔が立地していないか、速やかに確認すること。
2.1.に該当する鉄塔が存在した場合、速やかに経済産業省に該当する鉄塔の情報を報告するとともに、当該鉄塔の強度を精査し、補修の必要が生じた場合にはその補修計画を速やかに策定して、提出すること。
3.2.の補修計画に基づいて、必要な対策を速やかに実施すること。
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最終更新日:2020年6月29日