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夏季の電力需要期等における電気設備の保安管理の徹底について

本件の概要

令和3年5月31日

発電事業者各位

 今夏の電力需給については、いずれの電力管内でも最低限必要な予備率を確保できる見通しが示されておりますが、電気設備の事故・トラブル等が発生した場合、安定的な電力の供給に支障を来たすことによって、電力需給がひっ迫し、社会的に大きな影響を与えるおそれがあります。
 また、昨今、台風・集中豪雨等の自然災害が多発し、電力設備に大きな被害をもたらしております。特に、太陽電池発電設備及び風力発電設備については、設備の立地や特徴等から社会的影響を及ぼした事案も発生しております。
 発電事業者各位におかれましては、日頃より電気設備の安全性と安定供給の確保に努めていただいているところですが、夏季の電力需要期並びに梅雨期及び台風期を迎えるに当たり、老朽火力及び再生可能エネルギー等発電設備を中心に巡視・点検の強化等により、電気設備の事故の防止に万全を期すことを求めます。
 また、今国会において災害対策基本法等が改正され、災害発生前であっても、国の災害対策本部を設置できることとする等、国等関係者が一体となって事前の災害対策にも万全を期すこととなりました。本改正の趣旨を踏まえ事前の防災態勢の一層の強化を図るとともに、万一の災害・事故発生時の早期復旧のための対策について徹底することを求めます。加えて、事故発生後の迅速かつ正確な情報発信(事故概要・復旧見通し含む)についても徹底することを求めます。

お問合せ先

産業保安グループ 電力安全課 電源班分析チーム
 

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