経済産業省
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バブルチャートでみる情報通信機械工業の輸入の増大

2015.4.17


 経済解析室では、「動きで見る経済指標」と題して、経済解析室で作成している経済指標のグラフやチャートを簡単な動画としてお見せする試みをはじめています。
 今回は、ここ数年の日本の輸入増加の大きな要因となった、情報通信機械工業における貿易取引と国産/輸入比率の関係をバブルチャートに描き、それをスライドショー化してみました。
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/kako/20150416zu.html

 そもそもですが、バブルチャートでは、縦横の位置と描かれるバブル(円)の大きさとで、3つ以上のデータの動きを一つの平面グラフで表すことができます。
 今回のバブルチャートでは、日本の情報通信機械工業の2009年以降の毎年の輸出入量の推移と全供給量の占める国産比率と輸入比率の推移を暦年単位で描いてみました。

 このチャートでは、縦に輸出向け出荷指数(鉱工業出荷内訳表)を、横に輸入供給指数(鉱工業総供給表)を設定しているので、バブルが右上に動くということは、輸出入共に増えることを意味し、右下に動くということは、輸入のみが増加し、輸出が減少することを意味します。そして、国産比率を青いバブルの大きさで表現し、その上に輸入比率を表す赤い円を重ねています。

 このバブルチャートの推移を2009年から2014年まで見てみると、情報通信機械工業では、2010年を境に輸入増加、輸出低下となりました。そして、2014年に国産比率を輸入比率が上回ることとなりました。

 いずれにせよ、言葉では表現しにくいので、「動いている」バブルチャートをご覧いただけると幸いに存じます。
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/kako/20150416zu.html

 なお、経済解析室では昨年、「業種別、財別にみた輸入浸透度と生産、生産能力の動向について」と題して、リーマンショック発生前の19年から25年にかけての輸入浸透度の動向を見、輸入浸透度と生産、生産能力の動向を業種別、財別に確認して整理した上で、 特徴的な動きを示した業種として情報通信機械工業と電子部品・デバイス工業を取上げ、その動向を詳しく見てみたレポートを作成しております。
 こちらにもお目通しいただけると幸いです。
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/bunseki/pdf/h26/h4a1411s1.pdf

                    平成27年4月17日     
                    経済産業省 経済解析室長 石塚

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