- 2月の第3次産業活動指数は、前月比低下
- 業種ごとの動向
- 『対個人/対事業所サービス』の動向
- 『製造業/非製造業依存型事業所向けサービス』の動向
- 『非選択的/し好的個人向けサービス』の動向
- 2月時点の基調判断は、「一部に足踏みがみられるものの、持ち直しの動き」に据え置き
2月の第3次産業活動指数は、前月比低下
2026年2月の第3次産業活動指数(サービス産業活動)は、指数値106.3、前月比マイナス0.4%と2か月ぶりの低下となりました。
これまでの第3次産業活動指数は、2025年11月、12月は低下、2026年1月は上昇と推移する中で、2月は「金融業、保険業」、「生活娯楽関連サービス」などが上昇した一方、「小売業」、「卸売業」などの業種が低下したことから、全体として2か月ぶりの低下となりました。
※上述の内容は、2025年の年間補正を踏まえたものとなっています。

業種ごとの動向
2月の業種別の動きをみると、10業種中、7業種が前月比低下、3業種が同上昇となりました。
2月は「金融業、保険業」、「生活娯楽関連サービス」などの業種が上昇した一方、「小売業」、「卸売業」などの業種が低下したことから、全体として低下となりました。

「小売業」は、前月比マイナス2.7%と低下しました。内訳業種では「自動車小売業」、「機械器具小売業」などが低下に寄与しました。また、「卸売業」も、前月比マイナス2.4%と低下しました。内訳業種では「機械器具卸売業」、「建築材料、鉱物・金属材料等卸売業」などが低下に寄与しました。一方で、「金融業、保険業」は、前月比3.1%と上昇しました。内訳業種では「金融商品取引業、商品先物取引業」、「保険業」などが上昇に寄与しました。また、「生活娯楽関連サービス」は前月比1.1%と上昇しました。内訳業種では、「娯楽業」、「宿泊業」などが上昇に寄与しました。

『対個人/対事業所サービス』の動向
サービス産業活動指数は、大きく「広義対個人サービス(以下対個人サービス)」と「広義対事業所サービス(以下対事業所サービス)」に分けることができます。
2月は、対個人サービスが、指数値106.9、前月比マイナス0.3%と2か月ぶりの低下、対事業所サービスが、指数値106.0、同0.1%と2か月連続の上昇となりました。

『製造業/非製造業依存型事業所向けサービス』の動向
対事業所サービスは、製造業の取引先が多いか、そうでないかによって、「製造業依存型」と「非製造業依存型」に分けることができ、それぞれの指数を計算しています。
2月は、製造業依存型事業所向けサービスが前月比マイナス2.7%と低下、非製造業依存型事業所向けサービスが同0.8%と上昇しました。

『非選択的/し好的個人向けサービス』の動向
対個人サービスは、生活必需的な性質で変動が相対的に少ないと考えられる「非選択的サービス」と、選択性が高く所得環境や経済情勢等の影響を受けやすいと考えられる「し好的サービス」に分けられ、それぞれの指数も計算しています。
2月は、非選択的サービスが前月比マイナス0.7%、し好的サービスが同マイナス1.3%となり、ともに低下しました。

2月時点の基調判断は、「一部に足踏みがみられるものの、持ち直しの動き」に据え置き
2月の第3次産業活動指数は、「金融業、保険業」、「生活娯楽関連サービス」などの業種が上昇した一方、「小売業」、「卸売業」などの業種が低下したことから、前月比マイナス0.4%と2か月ぶりの低下となりました。また、第3次産業全体としては持ち直しの動きがみられる一方で、小売業など一部で足下の動きに足踏みがみられるなど、引き続き注視が必要です。
こうした状況も踏まえ、第3次産業活動指数の2月の基調判断については、「一部に足踏みがみられるものの、持ち直しの動き」に据え置きます。
なお、今後は、物価上昇による取引量への影響などについて、注視してまいります。
- 結果概要のページ
- https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/sanzi/result-1.html
- 参考図表集
- https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/sanzi/result/reference/slide/result-sanzi-sanko-202602.html
- マンガ「就職にも使える!第3次産業活動指数」
- https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/slide/20160405ita_manga2016.html