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外資系企業動向調査

外資系企業の概況(要旨)(平成11年7月6日公表)

(1)97年度末における外資系企業の分布状況

  1.  97年度末現在の集計企業(金融・保険業を除く。)は1532社で、製造業が516社(シェア33.7%)、非製造が1016社(同66.3%)であった。業種別では、卸売業(710社)が集計企業全体の46.3%を占めて最多となっており、以下、サービス業(175社)、化学(109社)、電気機械(93社)、一般機械(69社)、精密機械(44社)の順。また、資本金規模別では1億円以下の企業が、従業者規模では30人未満の企業がそれぞれ全体の6割を占めており、依然中小規模企業の比率が高い
  2. 97年度末業種別分布状況
  3.  母国籍別にみると、ヨーロッパ系企業が649社(シェア42.4%)で最も多く、次いでアメリカ系企業(623社 同40.7%)、アジア系企業(195社 同12.7%)の順となっており、依然欧米系企業で全体の8割を占める。

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(2)97年度における新規設立・参入企業の動向

  1.  97年度の新規設立・参入企業数は92社で、全体の71.7%を占めている非製造業が大幅減少(前年度比35社減)していることから、全体では前年度を31社下回る結果となった。資本金規模別では、10百万円以下の小規模企業が全体の45.7%とほぼ半数を占めており、また、1企業当たりの資本金(1億6百万円)をみても、近年漸減傾向にあるが、集計企業平均(9億97百万円)の約1/9の規模となっていることから、我が国への参入は小規模企業が中心となっていることがうかがえる。
  2. 設立時期別企業数・1企業当たり資本金の推移
  3.  母国籍別にみると、ヨーロッパ系企業(38社)、アメリカ系企業(34社)、アジア系企業(16社)いずれも前年度を下回る水準となった。なかでも、近年堅調に進出数を伸ばしてきたアジア系企業の進出数は、前年度と比べ約4割の減少(28社→16社)となった

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(3)97年度における撤退企業の動向

 97年度の撤退企業数は93社で、製造業が28社(シェア30.1%)、非製造業が57社(同61.3%)となった。撤退企業は、90~94年に設立された企業で最も多くなっており、資本金規模では1億円以下の中・小規模企業(57社)が全体の約6割を占める。また、母国籍別にみると、アメリカ系企業(45社)で最多となった。

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最終更新日:2007.10.1
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