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海外現地法人四半期調査

3. 雇用(従業者数)

国内外の雇用の状況

 雇用(従業者数)は、本社企業で10~12月期から1~3月期では前期比マイナスであったが、今期は前期比でプラスに転じた。
 海外現地法人では、NIES4以外の地域では前期比プラスであるが、7~9月期見通しでは概ね増加を見込んでいるものの、DIの前期比で多くの地域・業種で悪化している。

第5表. 従業者数の動向 (単位:人、%、ポイント)
  従業者数 前期比 来期の見直し(DI)
8年10-12月 9年1-3月 4-6年 9年1-3月 4-6月 1-3月 4-6月 7-9月
国内本社企業 2,445,192 2,439,733 2,510,289 ▲0.2 2.9 ▲16.6 ▲1.9 ▲14.2
海外現地法人 1,239,359 1,285,871 1,312,445 3.8 2.1 17.4 18.9 15.8
第6表. 海外現地法人の地域別従業者数の動向 (単位:人、%、ポイント)
  従業者数 前期比 来期の見通し(DI)
8年10-12月 9年1-3月 4-6年 9年1-3月 4-6年 1-3月 4-6年 7-9年
合計 1,239,359 1,285,871 1,312,445 3.8 2.1 17.4 18.9 15.8
  北米 318,726 336,970 344,123 5.7 2.1 20.5 18.0 25.6
アジア 662,360 691,908 709,074 4.5 2.5 16.1 21.5 16.8
  ASEAN4 367,317 381,188 388,296 3.8 1.9 16.2 20.5 19.9
NIES4 162,986 169,646 169,400 4.1 ▲0.1 ▲1.1 9.4 0.8
中国・その他 132,057 141,074 151,378 6.8 7.3 43.5 41.7 34.7
欧州 180,760 180,965 182,295 0.1 0.7 13.9 11.7 7.2
その他 77,513 76,028 76,953 ▲1.9 1.2 23.0 9.0 17.6

 本社企業の常時従業者数合計は、 251万人で前期比 2.9%上昇した。10~12月期と1~3月期の▲ 0.2%減少から、1~3月期から4~6月期には増加に転じている。業種別にみると、輸送機械等11業種で増加し、パルプ・紙、電気機械のみわずかに減少した。

第7図 国内本社企業と海外現地法人の従業者数の伸び率
第7図 国内本社企業と海外現地法人の従業者数の伸び率

 海外現地法人の従業者数は 131万2千人であり、前期比 2.1%上昇した。地域別にみると、NIES4以外は増加しており、特に中国・その他アジアでの伸び率が前期比7.3%と高い。

第8-1図 従業者数の地域別構成比

第8-1図 従業者数の地域別構成比

前期比増減 北米 アジア 欧州 その他
0.0 0.2 -0.2 -0.0

第8-2図 輸送機械の地域別従業者数構成比
第8-2図 輸送機械の地域別従業者数構成比

前期比増減 北米 アジア 欧州 その他
-0.3 -0.7 0.5 0.5

第8-3図 電気機械の地域別就業者数構成比
第8-3図 電気機械の地域別就業者数構成比

前期比増減 北米 アジア 欧州 その他
-0.2 0.5 -0.3 -0.0

第8-4図 化学工業の地域別従業者数構成比
第8-4図 化学工業の地域別従業者数構成比

前期比増減 北米 アジア 欧州 その他
0.9 1.3 -2.1 -0.1

 本社企業の7~9月期の見通しをみると、全体では▲14.2ポイントと前期の▲ 1.9ポイントを大きく下回った。業種別にも、一般機械以外はすべてマイナスとなった。
 海外現地法人の7~9月期の見通しをみると、全地域合計では+15.8ポイントと増加を見込む企業が多いものの、前期から▲ 3.1ポイント悪化した。
 地域別では中国・その他アジアの+34.7ポイントが前期に引き続き高かった。

第9図 7~9月期の従業者数の見通し
第9図 7~9月期の従業者数の見通し

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最終更新日:2007.10.1
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