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海外現地法人四半期調査

1.国内外の売上高、国内・現地販売

  •  本社企業の売上高合計は、40兆7102億円で前年同期比▲ 0.4%の減少であった。業種別には7業種で減少しており、特に輸送機械の影響が大きい。
     一方、海外現地法人の売上高合計は、8兆9585億円で同 8.1%の増加であった。地域では、北米の増加の寄与が大きく、減少した地域はASEAN4のみであった。業種別には、輸送機械、電気機械等10業種で増加した。
     NIES3の売上高が前年同期比で増加しているのは、現地法人の多い台湾の売上高が伸びていることによる。
  •  平成10年1~3月期の見通しをDIの前期比でみると、本社企業の売上高は、増加を見込む企業の割合が大幅に減少(13.2→▲ 2.6)し、顕著に増加した業種は一般機械である。海外現地法人の全地域についても大幅に減少(35.9→26.5)し、地域別にも横ばいの北米を除くす べての地域で減少した。
  •  また、海外現地法人の全地域の現地販売(注2)額は5兆1965億円で、前年同期比 8.9%の増加となった。平成10年1~3月期の見通しは、前期比ではすべての地域で増加を見込む現地法人の割合が減少した。
  •  海外生産比率(注3)は22.0%であり、前年同期比で海外現地法人の売上高が増加したため、 1.7ポイント増加した。
第1表. 国内本社企業と海外現地法人の売上高の動向 (単位:百万円、%、ポイント)
  売上高 前年同期比 前期比 来期の見通し
(DIの前期比増減)
8年
10-12月期
9年
7-9月期
9年
10-12月期
9年
10-12月期
9年
10-12月期
9年
10-12月期
10年
1-3月期
国内本社企業 r 40,879,180 41,263,842 p 40,710,185 p ▲ 0.4 p ▲ 1.3   ▲ 20.2 p ▲ 15.8
  うち、国内販売 r 32,841,123 31,982,393 p 31,404,296 p ▲ 4.4 p ▲ 1.8        
海外現地法人 r 8,290,828 8,335,702 p 8,958,477 p 8.1 p 7.5 r ▲ 7.9 p ▲ 9.4
  うち、現地販売 r 4,771,933 4,765,355 p 5,196,479 p 8.9 p 9.0        
海外生産比率   20.3 20.2   22.0                

第1図. 本社企業と現地法人の売上高の伸び率(前年同期比)
第1図. 本社企業と現地法人の売上高の伸び率(前年同期比)

第2図. 平成10年1~3月期の売上高の見通し(DIの前期比増減)
第2図. 平成10年1~3月期の売上高の見通し(DIの前期比増減)

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最終更新日:2007.10.1
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