- 統計
- 海外現地法人四半期調査
- 結果の概要
- 第6回 調査結果(平成10年7?9月期)平成10年7?9月期実績及び平成10年10月?平成11年3月期DI
- (5) 地域別現地法人の状況
海外現地法人四半期調査
(5) 地域別現地法人の状況
売上高は、全体で8兆9794億円(前年同期比 6.7%)で、4期連続で前年同期を上回った。
日本向け輸出、いわゆる逆輸入は、全体で6247億円(同▲ 5.4%)で、3期連続で前年同期を下回った。
土地を除く有形固定資産の取得額は、4254億円(同▲38.9%)で、精密機械、その他を除く11業種で減少した。
平成10年10月~11年3月の売上高の見通しをDIの前期比でみると、北米( 4.2ポイント)と欧州(同 1.7ポイント)は、ともに増加を見込む現地法人の割合が増加しているものの、全体では同▲ 5.1ポイント(17.2→12.1)の減少となっている。
(1) 北米
(2) ASEAN4
(3) NIES3
(4) 中国・その他アジア
(5) 欧州
(1) 北米
- (1) 売上高、現地販売額等の状況
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売上高は、全業種で増加し、4兆2172億円(前年同期比13.2%)であった。業種別にみると、前期に引き続き輸送機械(同12.1%)、電気機械(同11.7%)の寄与が目立った。
現地販売額も、全業種で増加し、2兆9767億円(同12.6%)であった。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、売上高は 4.2ポイント(19.7→23.9)、現地販売額は 2.0ポイント(21.3→23.3)で、ともに増加を見込む現地法人の割合は増加している。 - (2) 設備投資の状況
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土地を除く有形固定資産の取得額は、2263億円(前年同期比▲36.8%)で、電気機械等8業種で減少となった。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲10.6ポイント(21.8→11.2)で、増加を見込む現地法人の割合は減少している。 - (3) 雇用の状況
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従業者数は、34万8千人で前年同期比▲ 0.4%の減少となった。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲ 4.8ポイント( 6.2→ 1.4)で、増加を見込む現地法人の割合は減少傾向にある。 - (4) 逆輸入の状況
- 日本向け輸出、いわゆる逆輸入は、電気機械等8業種で増加し、 761億円(前年同期比 0.3%)であった。
(2) ASEAN4
- (1) 売上高、現地販売額等の状況
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売上高は、9327億円(前年同期比▲10.0%)、現地販売額は、3006億円(同▲27.1%)で、ともに4期連続で前年同期を大幅に下回った。業種別にみると、両項目とも、輸送機械等6業種で減少した。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、売上高は▲ 8.2ポイント( 9.1→ 0.9)、現地販売額は▲ 4.5ポイント( 1.6→▲ 2.9)で、両項目とも、6業種で増加を見込む現地法人の割合が減少している。 - (2) 設備投資の状況
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土地を除く有形固定資産の取得額は、 500億円(前年同期比▲54.6%)で、全業種で減少となった。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲16.9ポイント( 8.5→▲ 8.4)で、増加を見込む現地法人の割合は大幅に減少している。 - (3) 雇用の状況
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従業者数は40万5千人で、前年同期比▲ 1.2%の減少となった。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲ 7.6ポイント(▲ 3.7→▲11.3)で、前期よりもさらに減少を見込む割合増加した。 - (4) 逆輸入の状況
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日本向け輸出、いわゆる逆輸入は2489億円で、一般機械等7業種の増加により、前年同期比 2.5%の増加に転じた。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲ 8.6ポイント( 2.9→▲ 5.7)で、5期連続で増加を見込む現地法人の割合は減少しており、DIも今期初めてマイナスとなった。
(3) NIES3
- (1) 売上高等の状況
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売上高は、7794億円で、前年同期比▲12.1%の大幅な減少となった。業種別にみると、電気機械等9業種で減少した。
現地販売額は、3385億円で、同▲11.7%の大幅な減少となった。業種別にみると電気機械等5業種で減少した。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、売上高は▲ 8.2ポイント(▲ 6.6→▲14.8)、現地販売額は▲ 7.6ポイント(▲ 2.1→▲ 9.7)で、ともに増加を見込む現地法人の割合は大幅に減少した。 - (2) 設備投資の状況
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土地を除く有形固定資産の取得額は、 271億円(前年同期比▲55.1%)で電気機械等8業種で減少となった。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲11.3ポイント( 8.6→▲ 2.7)で、増加を見込む現地法人の割合は大幅に減少し、DIも今期初めてマイナスとなった。 - (3) 雇用の状況
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従業者数は11万人で、前年同期比▲ 9.2%の減少となった。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲ 6.3ポイント(▲11.8→▲18.1)で、減少を見込む現地法人の割合は前期に引き続き増加している。 - (4) 逆輸入の状況
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日本向け輸出、いわゆる逆輸入は1251億円(前年同期比▲15.0%)で、前期に引き続き大幅な減少となった。業種別にみると、電気機械等8業種で減少となった。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲10.7ポイント(▲11.9→▲22.6)で、減少を見込む現地法人の割合は前期に引き続き大幅に増加している。
(4) 中国・その他アジア

- (1) 売上高等の状況
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売上高は、5714億円(前年同期比 2.0%)で、精密機械等8業種で増加した。
現地販売額は、2420億円(同33.5%)で、電気機械等9業種で増加した。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、売上高は▲13.0ポイント(30.9→17.9)、現地販売額は▲ 6.5ポイント(30.5→24.0)で、ともに増加を見込む現地法人の割合は減少している。 - (2) 設備投資の状況
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土地を除く有形固定資産の取得額は、 198億円(前年同期比▲26.1%)で、化学等8業種で減少した。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲ 4.9ポイント(12.6→ 7.7)で、増加を見込む現地法人の割合は減少している。 - (3) 雇用の状況
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従業者数は21万4千人で、前年同期比 2.1%の増加となった。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲ 6.9ポイント(13.0→ 6.1)で、増加を見込む現地法人の割合は減少している。 - (4) 逆輸入の状況
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日本向け輸出、いわゆる逆輸入は1451億円で、前年同期比▲12.4%の大幅な減少となった。減少した業種は6業種で、電気機械の減少額が大きい。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲ 3.2ポイント( 3.6→ 0.4)で、増加を見込む現地法人の割合は減少している。
(5) 欧州

- (1) 売上高等の状況
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売上高は、1兆9444億円で、前年同期比12.5%の大幅な増加となった。業種別にみると、食料品・たばこを除く8業種で増加し、電気機械、輸送機械の増加の影響が大きい。
現地販売額は、1兆 732億円で、同13.2%の大幅な増加となった。業種別にみると、電気機械等7業種で増加した。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、売上高は 1.7ポイント(22.4→24.1)、現地販売額は全体で 2.8ポイント(24.8→27.6)で、ともに増加を見込む現地法人の割合は増加している。 - (2) 設備投資の状況
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土地を除く有形固定資産の取得額は、 888億円(前年同期比▲20.2%)で、電気機械、輸送機械等5業種で減少となった。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲ 2.9ポイント(20.7→17.8)で、増加を見込む現地法人の割合は減少している。 - (3) 雇用の状況
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従業者数は18万2千人で、前年同期比▲ 0.1%の減少となった。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、▲14.1ポイント(12.1→▲ 2.0)で、増加を見込む現地法人の割合は大幅に減少し、DIも今期初めてマイナスとなった。 - (4) 逆輸入の状況
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日本向け輸出、いわゆる逆輸入は 215億円で、前年同期比 0.0であった。
平成10年10月~11年3月の見通しをDIの前期比でみると、 1.3ポイント(▲ 6.4→▲ 5.1)で、減少を見込む現地法人の割合は減少している。
最終更新日:2007.10.1