我が国の対外直接投資の推移-平成11年5月18日公表-

海外事業活動基本調査

対外直接投資の動向

減少に転じた我が国企業の対外直接投資

 97年度の我が国の対外直接投資金額は全産業では増加し、過去第3位の金額(539.7億米ドル・前年度比12.4%増)となったものの、製造業では5年ぶりに減少した(193.4億米ドル・同4.5%減)。件数でも全産業では横ばい(2,501→2,489件)、製造業では23%減(1,229→1,079件)と大幅な減少となっており、我が国経済の低迷やアジア通貨危機の影響等により、海外直接投資の動向は93年度降の増加傾向から減少に転じたものとみることができる。(第1-(1)-1図)

日本の対外直接投資推移

 98年度上期においてはアジア・北米向けが大幅に落ち込んだことから、全産業の投資額は前年同期比28.6%減、製造業については35.4%減とそれぞれ大幅に減少した。

 (注)・98年4月の外為法改正に伴い、対外直接投資の数値が従来の事前届出ベースのものから原則    事後報告ベースのものに変更されており、留意する必要がある。

最終更新日:2007.10.1