海外現地法人の設立等進出状況(要旨)-平成11年5月18日公表-

海外事業活動基本調査

(1) 97年度の我が国の海外直接投資額は、全産業で前年度比12.4%の増加(539.7億米ドル)となったものの、96年度過去最高額を記録した製造業では5年ぶりに減少(同4.5%減)した。また、海外直接投資件数をみても製造業では同23%減少し、我が国経済の長引く不況やアジア経済危機の影響等により93年度以降の増加基調が途切れた。

(2) 97年度の新規設立現地法人数は、520社(前年度比253社減)で、製造業、非製造業ともに現地への進出は減少した。特に製造業での2年連続減少の影響から全産業においても同様に2年連続の減少となった。

設立時期別現地法人数

(3) 地域別では、いずれの地域への進出とも減少しているが、特にアジアへの進出の落ち込みが顕著(前年度比176社減)であり、中でも91年度以降拡大傾向で推移してきた中国が2年連続で半減(95年度353社→96年度143社→97年度79社)している。

設立時期別現地法人数(アジア3極)

最終更新日:2007.10.1