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- 第5章 事業多角化の状況
- 2. 卸売企業の多角化状況
商工業実態基本調査
2. 卸売企業の多角化状況
卸売企業における多角化の状況を売上高で見てみよう。卸売企業における総売上高は374兆4千億円で、うち本業売上高(卸売部門売上高)が318兆8千億円(総売上高に占める割合85.2%)、非本業売上高(その他の事業部門売上高)が55兆5千億円(同14.8%)となった。
卸売企業における非本業売上高を業種別にみると、各種商品卸売業の18兆2千億円が最も多く、次いで建築材料・鉱物・金属材料等卸売業の17兆9千億円となり、これら上位2業種で非本業売上高の3分の2を占めている。
次に、卸売企業における売上高非本業化率をみると、卸売業平均で14.8%となった。これを業種別にみると、各種商品卸売業の28.0%が抜きんでて高く、次いで建築材料・鉱物・金属材料等卸売業の17.6%、機械器具卸売業の12.9%となった。
(注)卸売企業における本業売上高は、卸売部門の金額をいう。したがって、非本業売上高は、業種別売上高から当該業種の本業売上高を控除した金額となる。なお、企業特定できない部門があるため、必ずしも合計金額と一致しない。
最終更新日:2007.10.1