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商工業実態基本調査

3. 小売企業の多角化状況

 小売企業における多角化の状況を売上高で見てみよう。小売企業における総売上高は142兆8千億円で、うち本業売上高(小売部門売上高)が131兆2千億円(総売上高に占める割合91.9%)、非本業売上高(その他の事業部門売上高)が11兆円5千億円(同8.1%)となった。

 小売企業における非本業売上高を業種別にみると、自動車・自転車小売業の3兆6千億円が最も多く、次いで、その他の小売業の3兆1千億円、飲食料品小売業の2兆5千億円となり、これら上位3業種で非本業売上高の8割を占めている。

 小売企業における売上高非本業化率をみると、小売業平均では8.1%となった。これを業種別にみると、自動車・自転車小売業の18.0%が抜きんでて高く、次いで、その他の小売業の8.7%、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業の7.1%となった。なお、自動車・自転車小売業が高いのは、本業に付帯する自動車の整備・修理を行っているためである。

小売企業における非本業売上高と売上高非本業化率

小売企業におけるセグメント別売上高

(注)卸売企業における本業売上高は、卸売部門の金額をいう。したがって、非本業売上高は、業種別売上高から当該業種の本業売上高を控除した金額となる。なお、企業特定できない部門があるため、必ずしも合計金額と一致しない。

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最終更新日:2007.10.1
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