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- 第6章 流通構造の状況
- 6.中小卸売企業の流通段階別構造
商工業実態基本調査
6.中小卸売企業の流通段階別構造
一次卸の流通構造
一次卸における商品等売上高は、234兆9千億円となった。これを規模別にみると、中小企業が64兆4千億円(一次卸に占める割合27.4%)、大企業が170兆4千億円(同72.6%)となり、中小企業が3割弱を占めている。
一次卸における商品等売上高を業種別にみると、中小企業では建築材料、鉱物・金属材料卸売業の16兆8千億円が最も多く、次いで機械器具卸売業が16兆1千億円となり、これら上位2業種で商品等売上高の半分を占めている。
次に、一次卸における中小企業の割合を業種別にみると、繊維・衣服卸売業の54.6%が最も高く、次いで飲食料品卸売業の40.9%となった。他方、中小企業の割合が最も低いのは、各種商品卸売業の1.0%となった。
二次卸の流通構造
二次卸における商品等売上高は、40兆6千億円となった。これを規模別にみると中小企業が22兆3千億円(二次卸に占める割合54.8%)、大企業が18兆4千億円(同45.2%)となり中小企業が半分以上を占めている。
二次卸における商品等売上高を業種別にみると、中小企業では飲食料品卸売業の7兆2千億円が最も多く、次いで建築材料、鉱物・金属材料卸売業が5兆7千億円となり、これら上位2業種で中小企業の3分の2を占めている。
次に、二次卸における中小企業の割合をみると、その他の卸売業の69.2%が最も高く、次いで繊維・衣服卸売業の61.6%となった。他方、中小企業の割合が最も低いのは、各種商品卸売業の21.2%となった。
三次卸の流通構造
三次卸における商品等売上高は、90兆1千億円となった。これを規模別にみると中小企業が48兆円(三次卸に占める割合53.2%)、大企業が42兆1千億円(同46.8%)となり、中小企業が半分以上を占めている。
三次卸における商品等売上高をみると、中小企業では建築材料、鉱物・金属材料卸売業が14兆7千億円が最も多く、次いで飲食料品卸売業が13兆6千億円となり、これら2業種で中小企業の6割を占めている。
次に、三次卸における中小企業の割合をみると、飲食料品卸売業の70.9%が最も高く、次いでその他の卸売業の68.7%となった。他方、中小企業の割合が最も低いのは、各種商品卸売業の36.3%となった。