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- 第8章 中小企業の国際化
- 3.海外への外注状況
商工業実態基本調査
3.海外への外注状況
製造企業
製造企業において、海外に製品、部品等の製造又は加工を外注した法人企業数は6千4百企業となった。これを業種別にみると、一般機械器具製造業の1千企業が最も多く、次いで電気機械器具製造業の8百企業、衣服・その他の繊維製品製造業の8百企業、その他の製造業と出版・印刷・同関連産業の6百企業となり、これら上位5業種で外注企業の過半を占めている。
製造企業に占める海外外注企業の割合をみると、製造業平均では2.0%となった。これを規模別にみると、中小企業は1.9%、大企業は12.9%となった。
中小企業における海外外注企業割合を業種別にみると、精密機械器具製造業の4.1%が最も高く、次いで、その他の製造業の3.5%、衣服・その他の繊維製品製造業の3.1%となった。他方、大企業においては、精密機械器具製造業の25.8%が最も高く、次いで一般機械器具製造業の23.0%、電気機械器具製造業の19.1%、その他の製造業の18.8%、ゴム製品製造業の17.6%となった。
製造企業における海外外注高は、2兆9千億円となった。これを業種別にみると、電気機械器具製造業が1兆8千億円と抜きんでて多く、この業種だけで海外外注高の6割を占めている。
外注加工費に占める海外外注高の割合(以下「海外外注比率」という。)をみると、製造業平均では6.0%となった。これを規模別にみると、中小企業が2.5%、大企業が7.2%となった。
中小企業における海外外注比率を業種別にみると、その他の製造業の9.3%が最も高く、次いで木材・木製品製造業の7.4%、衣服・その他の繊維製品製造業の7.0%、ゴム製品製造業の5.4%となった。他方、大企業においては、精密機械器具製造業の23.2%が最も高く、次いで電気機械器具製造業の15.3%、ゴム製品製造業の10.1%となった。