商業統計
【平成9年の卸売業・小売業の商店数と年間販売額の概況】(22/25)
第3部 最近の商業活動
1.最近の商業販売額の動向
・ 平成11年の商業販売額は、557兆円、前年比▲5.2%と卸・小売業の減少から8年連続の減ながら減少幅は縮小。
・ 卸売業は、医薬品・化粧品を除く全業種が減少。卸売業の減少は設備投資や個人消費の伸び悩み、卸売業の再編に伴う効率化などが影響。
・ 小売業は、厳しい雇用情勢、個人消費の停滞などからほとんどの業種で減少となったが、減少幅は縮小。これは、各種商品の増加、自動車や家庭用機械器具(パソコン需要)などの減少幅縮小による。
2.最近の大型小売店の動向
・ 大型小売店(小売業販売額の約17%)の販売額は、法人需要は低迷しているものの、スーパーの新規出店増、飲食料品の好調な推移から、前年比▲0.5%の小幅な減少。
・ 商品別では、衣料品は需要低迷、家具、家庭用品、家庭用電気機械器具も減少、飲食料品は依然として増加基調。
3.最近のコンビニエンス・ストアの動向
・平成11年のコンビニエンス・ストアの商品販売額及びサービス売上高は、6兆3833億円、前年比5.5%の増加。既存店ベースでは、同0.3%の増加。商品販売額は同5.3%増、ファーストフード及び日配食品が同4.4%の増加。加工食品が同3.4%の増加、非食品が同9.5%の増加。サービス売上高は、2476億円(同3.9%)、同11.9%の増加。既存店ベースでも、同5.0%と引き続き増加。
最終更新日:2007.10.1