- 統計
- 商業統計
- 統計表一覧
- 平成9年商業統計(卸売・小売業)確報<概況>
- 10.商品販売方法(小売業)
商業統計
10.商品販売方法(小売業)
年間販売額の販売方法別割合をみると、卸売業では、大半を占める掛売・その他(構成比88.5%、前回比1.0ポイント増)が拡大、、現金販売(前回比▲0.6ポイント減)、割賦販売(同▲0.4ポイント減)は縮小となった。小売業も、大半を占める現金販売(構成比71.3%、同0.4ポイント増)、また、割賦販売(前回比0.6ポイント増)も割合を拡大しているが、掛売・その他(同▲1.0ポイント減)は縮小となった。
販売方法別構成比


- (1)小売業の販売方法別割合を業種別にみると、
現金販売で割合の高い業種は、飲食料品小売業(87.1%)、次いで、各種商品小売業(75.0%)、織物・衣服・身の回り品小売業(68.0%)、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業(65.3%)となっている。特に、現金販売が9割近くを占める飲食料品小売業では、穀類小売業(58.9%)、酒小売業(72.9%)以外の業種では8割以上が現金販売となっている。
割賦販売で割合が高い業種は、自動車・自転車小売業(22.6%)、次いで、呉服・服地・寝具小売業(34.3%)を含む織物・衣服・身の回り品小売業(15.5%)、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業(11.8%)となっており、自動車、和服、家電製品など高額商品を取り扱う業種で割合が高い。
掛売・その他で割合が高い業種は、農耕用品小売業(59.2%)や燃料小売業(57.0%)を含むその他の小売業(36.4%)、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業(22.9%)、各種商品小売業(17.2%)となっている。 - (2)構成比を前回と比べると、
現金販売では、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業、飲食料品小売業、自動車・自転車小売業、その他の小売業が拡大し、織物・衣服・身の回り品小売業、各種商品小売業が縮小している。
割賦販売では、各種商品小売業、織物・衣服・身の回り品小売業、自動車・自転車小売業などが拡大し、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業が縮小している。
掛売・その他では、織物・衣服・身の回り品小売業を除く、各種商品小売業、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業、飲食料品小売業などが縮小している。 - (3)業種別にみると、各種商品小売業では割賦販売が拡大、織物・衣服・身の回り品小売業では掛売・その他が拡大、飲食料品小売業では現金販売、掛売・その他が拡大、自動車・自転車小売業では現金販売、割賦販売が拡大、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業では現金販売が拡大している。
卸売業、小売業の商品販売方法別販売額構成比
最終更新日:2007.10.1