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商業統計

1.商店数

- 商店数は前回に引き続き減少 -
商店数
181万1270店(前回比▲6.1%減、前回差▲11万8千店減)
卸売業
39万1574店(同 ▲ 8.8%減、同 ▲ 3万8千店減)
小売業
141万9696店(同 ▲5.4%減、同 ▲ 8万店減)
商店数の推移
商店数の推移

 平成9年(6月1日調査)の全国の卸売業及び小売業の商店数は、181万1千店(前年比▲ 6.1%減)、うち、卸売業は39万2千店(同▲ 8.8%減)、小売業は142万店(同▲ 5.4%減)であった。
 商店数は前回調査(平成6年7月1日)に比べ▲11万8千店の減少となった。平成6年に引き続き減少となったが、減少幅は6年を下回っている。
 (以下、平成9年調査は「9年」、平成6年調査は「6年」という)。

1.卸売業
 商店数の21.6%を占める卸売業の商店数は、39万2千店、前回比▲ 8.8%(同▲3万8千店減)と連続の減少となった。
  1. (1) 業種別にみると、他に分類されない卸売業(4万8千店、構成比12.4%)、次いで、食料・飲料卸売業(4万7千店、構成比12.1%)、建築材料卸売業(4万7千店、同11.9%)、農畜産物・水産物卸売業(4万店、同10.2%)、一般機械器具卸売業(3万7千店、同9.4%)などの商店数が多い。
     前回比をみると、各種商品卸売業(前回比12.9%増)、代理商、仲立業(同 1.7%増)は増加しているが、繊維品卸売業(同▲14.8%減)、衣服・身の回り品卸売業(同▲13.0%減)、一般機械器具卸売業(同▲11.9%減)、再生資源卸売業(同▲11.7%減)、食料・飲料卸売業(同▲11.6%減)、家具・建具・じゅう器等卸売業(同▲11.2%減)、医薬品・化粧品等卸売業(同▲11.1%減)などが大きく減少している。
    卸売業商店数の業種別伸び率寄与度の推移(前回比)
    1>卸売業商店数の業種別伸び率寄与度の推移(前回比)
  2. (2) 従業者規模別にみると、従業者99人規模以下の商店が卸売業の99.2%を占めており、そのうち7割強が従業者9人以下の商店である。
     前回比をみると、100人以上規模が前回比▲10.5%と2桁台の減少となったのをはじめ、すべての規模で▲ 8%以上の大幅な減少となった。
    卸売業、小売業従業者規模別商店数
    卸売業、小売業従業者規模別商店数
    商店数の従業者規模別構成比の推移(卸売業)
    商店数の従業者規模別構成比の推移(卸売業)
  3. (3) 経営組織別に構成比をみると、法人商店は80.0%、個人商店は20.0%の割合となっており、法人商店の割合は、調査開始以降拡大傾向にある。
     前回比をみると、法人商店は前回比▲ 7.1%(前回差▲2万4千店減)と6年に引き続き減少、個人商店は同▲14.9%(同▲1万4千店減)と昭和60年以降減少が続いている。
    卸売業、小売業経営組織別商店数
    卸売業、小売業経営組織別商店数

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2.小売業
 商店数の78.4%を占める小売業の商店数は、142万店、前回比▲ 5.4%(前回差▲8万店減)と昭和60年以降商店数の減少が続いている。
  1. (1) 業種別にみると、飲食料品小売業(52万6千店、構成比37.1%)、その他の小売業(45万6千店、同32.1%)、織物・衣服・身の回り品小売業(20万9千店、同14.8%)などの商店数が多いが、飲食料品小売業や織物・衣服・身の回り品小売業の割合は縮小している。
     前回比をみると、各種商品小売業(前回比 4.9%増)の増加を除き全業種減少となったが、飲食料品小売業(同▲ 7.5%減)、織物・衣服・身の回り品小売業(同▲ 7.2%減)など商店数割合の高い業種の減少率が大きい。
    小売業商店数の業種別伸び率寄与度の推移(前回比)
    小売業商店数の業種別伸び率寄与度の推移(前回比)
  2. (2) 従業者規模別にみると、従業者49人規模以下の商店が小売業の99.2%とそのほとんどを占めているが、その半分が1~2人規模の商店である。また、1~2人規模での割合は縮小傾向にあるのに対し、3人以上の規模は拡大傾向にある。
     前回比をみると、1~2人規模をはじめ9人以下規模の商店が減少し、50人以上規模の2桁台の増加を中心に10人以上の規模が増加となっている。
    小売業商店数の従業者規模別構成比の推移
    小売業商店数の従業者規模別構成比の推移
  3. (3) 経営組織別にみると、法人商店の割合が41.3%、個人商店が58.7%と個人商店の割合が高いものの、法人商店の割合は卸売業同様、調査年ごとに拡大している。
     前回比をみると、法人商店は前回比0.9%(前回差5千店増)と増加、個人商店は同▲ 9.3%(同▲8万6千店減)と昭和57年以降減少が続いている。個人商店は、菓子・パン小売業、食肉小売業、鮮魚小売業、野菜・果実小売業、呉服・服地・寝具小売業、米穀類小売業、酒小売業などで減少が多い。
  4. (4) 営業時間帯別にみると、ほとんどの営業時間帯で減少となっているが、終日営業(前回比32.4%増)が大幅に増加し、16~24時間未満(同 3.6%増)も増加となるなど、コンビニエンス・ストアの進展などから長時間営業店が増加となっている。
    営業時間帯別商店数(小売業)
    営業時間帯別商店数(小売業)

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最終更新日:2007.10.1
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