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商業統計

6.商品仕入額

商品仕入額
401兆4千億円(前回比▲13.8%減)
卸売業
309兆4千億円( 同 ▲17.6%減)
小売業
92兆億円( 同 1.9%増)
マージン率
19.2%(前回差 3.6ポイント上昇)
卸売業
16.6%( 同 4.2ポイント上昇)
小売業
27.0%( 同 横ばい)

 全国の卸売企業と小売企業を合わせた商業企業(法人)の総数は49万4千企業で、前回調査(51万3千店)に比べ、▲3.8%と2万店に近い減少となった。このうち、卸売業は19万3千店(前回比▲6.5%減、前回差▲1万3千店減)、小売業は30万1千店(同▲2.0%減、同▲6千店減)と、卸売業、小売業とも企業数は減少となった。
 商業企業の年間販売額は497兆円、前回比▲10.0%、商品仕入額は401兆4千億円、同▲13.8%といずれも減少となった。また、マージン率((年間販売額-商品仕入額)/年間販売額)は19.2%、前回調査(15.6%)に比べ、3.6ポイントの上昇となった。

(注) 商業企業(法人)とは、法人であって、商業を営む企業をいう。

業種別マージン額
業種別マージン額

上記数表のダウンロード(LOTUS 1-2-3形式)
<業種別マージン額> H2SK06H1.WK4(12KB)

1.卸売業
  1. (1) 卸売企業の企業数を業種別にみると、他に分類されない卸売業が2万6千企業(構成比13.7%)、建築材料卸売業が2万6千企業(同13.3%)、農畜産物・水産物卸売業が2万2千企業(同11.5%)となっており、この3業種の企業数はいずれも2万を超えている。
     前回に比べ、各種商品卸売業、代理商,仲立業、自動車卸売業を除く13業種が減少しており、なかでも一般機械器具卸売業では2千を超える企業が減少となった。
  2. (2) 年間商品仕入額を業種別にみると、各種商品卸売業が80兆6千億円(構成比26.1%)、農畜産物・水産物卸売業が38兆1千億円(同12.3%)、鉱物・金属材料卸売業が27兆1千億円(同8.8%)となっている。
     前回比をみると、ほとんどの業種が減少しており、なかでも、各種商品卸売業(前回比▲37.6%減)、他に分類されない卸売業(同▲25.2%減)、繊維品卸売業(同▲13.6%減)など5業種が2桁台の減少となっている。
    卸売業の企業数と商業仕入額の構成比
    卸売業の企業数と商業仕入額の構成比
    卸売業の企業数と商業仕入額の構成比
  3. (3) マージン率((年間販売額-商品仕入額)/年間販売額)は、卸売業全体では16.6%、前回差4.2ポイントの上昇となっている。
     業種別にみると、マージン率は医薬品・化粧品卸売業(29.0%)、再生資源卸売業(27.8%)、衣服・身の回り品卸売業(27.5%)、家具・建具・じゅう器卸売業、その他の機械器具卸売業、一般機械器具卸売業の6業種が2割を超えている。
    卸売業のマージン率(平成6年、9年)
    卸売業のマージン率(平成6年、9年)
     マージン率の前回差をみると、再生資源卸売業、建築材料卸売業など5業種が減少しているものの、医薬品・化粧品卸売業(同10.5ポイント増)の2桁増を中心に各種商品卸売業(同7.3ポイント増)、他に分類されない卸売業(同4.5ポイント増)、化学製品卸売業(同3.5ポイント増)、農畜産物・水産物卸売業(同3.0ポイント増)など11業種が増加となった。なお、医薬品・化粧品等卸売業は薬価基準の改定による仕入価格の低下など、また、各種商品卸売業は企業再編に伴う流通経路の短縮化・効率化などからマージン率が大幅に上昇している。

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2.小売業
  1. (1) 小売企業の企業数を業種別にみると、その他の小売業が10万4千企業(構成比34.6%)、飲食料品小売業が9万3千企業(同30.8%)、織物・衣服・身の回り品小売業が4万2千企業(同13.8%)となっている。
     前回に比べ、自動車・自転車小売業、その他の小売業、各種商品小売業はわずかながら増加となったものの、織物・衣服・身の回り品小売業(▲3427企業減)、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業(▲2026企業減)、飲食料品小売業(▲1665企業減)はいずれも大幅な減少となっている。
  2. (2) 年間商品仕入額を業種別にみると、飲食料品小売業が24兆6千億円(構成比26.7%)、その他の小売業が20兆9千億円(同22.7%)、自動車・自転車小売業が16兆4千億円(同17.8%)などとなっている。
     前回比をみると、飲食料品小売業、織物・衣服・身の回り品小売業以外の業種が増加となっており、なかでも、自動車・自転車小売業、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業は2桁台の増加となっている。
    小売業の企業数と商業仕入額の構成比
    小売業の企業数と商業仕入額の構成比
    小売業の企業数と商業仕入額の構成比
  3. (3) マージン率は、小売業全体では27.0%と前回と同じであった。
     業種別にみると、織物・衣服・身の回り品小売業(39.3%)、飲食料品小売業及びその他の小売業(28.7%)がマージン率の高い業種となっている。
    小売業のマージン率(平成6年、9年)
    小売業のマージン率(平成6年、9年)
     前回差をみると、各種商品小売業(同2.1ポイント増)、飲食料品小売業(前回差2.0ポイント増)、織物・衣服・身の回り品小売業(同1.5ポイント増)が増加となったものの、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業(同▲3.0ポイント減)、その他の小売業(同▲1.8ポイント減)、自動車・自転車小売業が減少となった。

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最終更新日:2007.10.1
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