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商業統計

2.業態別にみた年間販売額

- 住関連商店の販売額が増加 -

 平成9年の我が国小売業の年間販売額は(第1表)、147兆7431億円、前回比3.1%の増加であった。

(1) 年間販売額
 年間販売額の最も多い業態は(第6図)、専門店の59兆6791億円(小売業全体に占める構成比40.4%)、次いで中心店の31兆5346億円(同21.3%)で、この2業態で小売業の6割以上を占めている(第6図)。以下、専門スーパーの20兆4400億円(同13.8%)、百貨店の10兆6702億円(同7.2%)、その他のスーパーの9兆9857億円(同6.8%)、総合スーパーの9兆9567億円(同6.7%)、コンビニの5兆2234億円(同3.5%)、その他の小売店の2535億円(同0.2%)となっている。
第6図 年間販売額の構成比の推移
第6図 年間販売額の構成比の推移
(2) 年間販売額の推移
 年間販売額の推移を平成3年=100とした指数でみると(第7図)、コンビニをはじめ、専門スーパー、その他のスーパーは商店数同様大幅な増加が続いている。また、中心店、百貨店、専門店はほぼ横ばい、総合スーパーは増加傾向にある。前回比をみると、小売業全体では3.1%の増加、業態別にはその他のスーパー(前回比19.7%増)、専門スーパー(同19.3%増)、コンビニ(同30.2%増)、総合スーパー(同6.6%増)、百貨店が増加、専門店(同▲2.2%減)、中心店(同▲3.2%減)、その他の小売店(同▲3.1%減)は減少となっている。それぞれの業態の内訳をみると、専門スーパーでは住関連店が5割近い増加、加えて衣料品店や食料品店も2桁の増加、コンビニでは終日営業店が5割を超える増加となっている。また、減少している専門店、中心店においても住関連店は増加となっている。
第7図 業態別、年間販売額の推移
第7図 業態別、年間販売額の推移
(3) 従業者規模別年間販売額の構成比
 従業者規模別にみると(第8図)、小売業の24.3%を占める大規模店(従業者50人以上)は、前回比8.1%増と引き続き増加、75.7%を占める中小規模店(従業者49人以下)は、同1.6%増と増加に転じ、平成9年の年間販売額は大規模店、中小規模店ともに増加となっている。
第8図 業態別、従業者規模別年間販売額の構成比
第8図 業態別、従業者規模別年間販売額の構成比
 これを業態別にみると(第9図)、中小規模店では、コンビニ(前回比29.9%増)、その他のスーパー(同19.6%増)、専門スーパー(同16.6%増)のみが増加となったが、大規模店では全業態で増加となっている。
第9図 業態別、従業者規模別年間販売額の前回比(9年/6年)
第9図 業態別、従業者規模別年間販売額の前回比(9年/6年)

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最終更新日:2007.10.1
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