- 統計
- 商業統計
- 統計表一覧
- 平成9年商業統計 業態別統計編(小売業)<概況>
- 4.業態別にみた売場面積
商業統計
4.業態別にみた売場面積
- 専門店、中心店以外の売場面積は拡大 -
我が国の小売商店の売場面積は、1億2808万4千、前回比5.3%と引き続き増加となった(第5表)。
第5表 業態別売場面積の構成比、増減率

- (1) 売場面積
-
業態別に売場面積をみると(第5表)、専門店、中心店を除くすべての業態で増加となっている。これを業態別にみると(第13図)、専門スーパーは2353万2千
、前回比36.5%の増加であった。内訳をみると、住関連スーパー(前回比65.4%増)、食料品スーパー(同21.7%増)、衣料品スーパー(同42.4%増)いずれも2桁台の大幅な増加となっている。総合スーパー(1353万
、同18.7%増)、その他のスーパー(1074万8千
、同30.6%増)、百貨店(765万8千
、同7.5%増)、コンビニ(364万
、同31.7%増)、その他の小売店(24万8千
、同5.6%増)といずれも増加となっている。また、専門店は4359万
、同▲9.6%の減少、内訳をみると、住関連専門店(同▲7.2%減)、衣料品専門店(同▲13.3%減)、食料品専門店(同▲13.9%減)のいずれも減少となっている。中心店は2513万7千
、同▲4.8%の減少、内訳をみると、住関連中心店(同4.8%増)が増加となったものの、食料品中心店(同▲16.7%減)、衣料品中心店(同▲4.3%減)が減少となっている。
第13図 業態別の売場面積の推移 - (2) 売場面積の業態別構成比
-
業態別にみると(第14図)、専門スーパーは、小売業全体の18.4%を占め、前回差4.2ポイントの拡大であった。内訳をみると、住関連スーパー(構成比6.4%、前回差 2.3ポイント増)、食料品スーパー(同9.9%、同1.3ポイント増)、衣料品スーパー(同2.1%、同0.6ポイント増)といずれも売場面積の割合は拡大している。また、その他のスーパー(同8.4%、同1.6ポイント増)、総合スーパー(同10.6%、同1.2ポイント増)、コンビニ(同2.8%、同0.5ポイント増)、百貨店(同6.0%、同0.1ポイント増)も割合が拡大している。一方、専門店は、同34.0%と小売業の3分の1強を占めているものの、前回に比べ▲5.6ポイントの縮小、内訳をみると、住関連専門店が同21.7%(同▲2.9ポイント減)、衣料品専門店が同6.5%(同▲1.3ポイント減)、食料品専門店も同5.9%(同▲1.3ポイント減)といずれも割合は縮小している。次いで割合の高い中心店は、同19.6%、同2.1ポイントの縮小、内訳をみると、住関連中心店(同8.9%)は横ばいであったが、食料品中心店(同5.9%、同▲1.5ポイント減)、衣料品中心店(同4.9%、同▲0.5ポイント減)が減少となっている。
第14図 売場面積の業態別の構成比
- (3) 1商店当たりの売場面積
-
1商店当たりの売場面積は、105
、前回比12.9%増、前回差12
増と引き続き増加となった(第6表)。業態別にみると、その他のスーパーの減少を除き、他の業態では売場面積は増加となっている。なかでも、総合スーパーは2桁の増加、伸び率も前回を上回っており、新設店や既存店の増床から商店の大型化が進展しているものと考えられる。
第6表 1商店当たりの売場面積(注)売場面積を調査していない業種の商店を除いて算出している。
最終更新日:2007.10.1