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- 平成9年商業統計 業態別統計編(小売業)<概況>
- 6.業態別にみた単位当たりの販売額
商業統計
6.業態別にみた単位当たりの販売額
- (1) 1商店当たり年間販売額
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1商店当たり年間販売額は(第18図)、百貨店が224億1647万円と最も高く、次いで総合スーパー(52億7367万円)、専門スーパー(6億3460万円)の順となっており、1商店当たり年間販売額が高い商店はいずれも比較的大型の商店となっている。また、コンビニ、その他の小売店は1億円台、その他のスーパー、中心店、専門店では1億円未満となっている。
第18図 1商店当たり年間販売額の推移第19図 1商店当たりの年間販売額の増減率
- (2) 従業者1人当たり年間販売額
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従業者1人当たり年間販売額は(第20図)、百貨店が5722万円、総合スーパーが3291万円、専門スーパーやその他の小売店が約2500万円、中心店やその他のスーパーが約2000万円、専門店やコンビニは1千万円台となっている。なお、コンビニにおける従業者1人当たり年間販売額は1285万円と最も低いが、コンビニでは長時間営業に対応して短時間の勤務であるパート、アルバイトが数多く雇われており、従業者1人当たり年間販売額は他の業態に比べ低いと考えられる。
第20図 従業者1人当たり年間販売額の推移
前回比でみると(第21図)、大型百貨店の増加により百貨店は前回比10.5%増、専門店は住関連専門店の増加により同5.9%増、中心店は衣料品及び住関連専門店の増加により同4.3%増、その他の小売店が同3.2%増といずれも増加となったが、その他のスーパーは同▲9.5%減、総合スーパーは同▲4.0%減、コンビニは同▲3.2%減、専門スーパーは住関連スーパーの減少により同▲2.5%減とそれぞれ減少となっている。
第21図 従業者1人当たりの年間販売額の増減率 -
(3) 売場面積1
当たり年間販売額
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売場面積1
当たり年間販売額をみると(第22図)、コンビニ(144万円)、百貨店(137万円)が百万円を超えているが、以下、その他のスーパー(92万円)、専門スーパー(87万円)、その他の小売店(86万円)、中心店(81万円)の順となっている。なお、総合スーパーは、1商店当たり年間販売額及び従業者1人当たり年間販売額は高いものの、売場面積1
当たり年間販売額は74万円と各業態の中で最も低い。
第22図 売場面積1当たり年間販売額
前回比をみると(第23図)、専門店が住関連専門店の増加により前回比1.3%の増加、コンビニのほぼ横ばいを除き、他の業態はすべて減少となっているが、なかでもその他の小売店、専門スーパーは同▲10%を超える大幅な減少となっている。
第23図 売場面積1当たり年間販売額の増減率
また、コンビニでは終日営業店を中心に商店数が大幅に増加しており、年間販売額も増加、1
当たり年間販売額は増加傾向にある。百貨店、総合スーパー、専門スーパーなど比較的大型店舗の多い業態では、ショッピングが楽しめる買い物空間など消費者の多様化したニーズに対応したゆとりある店舗造りが取り入れられていることなどから売場面積も大幅に拡大し、1
当たり年間販売額は減少となっている。
最終更新日:2007.10.1