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- 平成9年商業統計 業態別統計編(小売業)<概況>
- <トピックス3> 商店数にみる業態別従業者規模の特徴
商業統計
<トピックス3> 商店数にみる業態別従業者規模の特徴
- 従業者規模は拡大傾向 -
商店数は、従業者10人以上の全規模で増加、従業者9人以下の規模の全規模で減少となっている。
構成比をみると、1?2人規模の割合は前回の51.0%から49.9%(前回比▲1.1ポイント減)と5割を割り込んだ。3人以上の規模での割合は拡大または横ばいとなっており、なかでも10~19人規模は構成比6.6%、前回差0.6ポイント増の拡大となった。
業態別に前回比をみると、
- 百貨店
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百貨店は50~99人規模では前回比▲1.2%の減少となったが、100人以上規模では同3.7%の増加と、商店規模の拡大がみられる(第12図)。
第12図 百貨店の従業者規模別商店数(前回比)
- 総合スーパー
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総合スーパーは50人~99人規模で同▲9.1%の減少となったが、100人以上規模では同11.2%と2桁の増加となっており、百貨店同様商店規模の拡大がみられる(第13図)。
第13図 総合スーパーの従業者規模別商店数(前回比)
- 専門スーパー
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専門スーパーはすべての規模で増加となっており、なかでも、3~4人規模は前回比63.5%増、1~2人規模は同63.1%増、5~9人規模は同51.1%増と9人以下の規模で5割を超える大幅な増加となっている。また、100人以上規模が同44.4%増、50~99人規模が同29.6%増とともに9人以下規模と50人以上規模で大幅増と商店規模の両極分化がみられる(第14図)。
第14図 専門スーパーの従業者規模別商店数(前回比)
- コンビニエンス・ストア
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コンビニは全規模で増加となっている。商店数としては少ない、50~99人規模では前回比85.7%の大幅な増加となっているが、20~29人規模(前回比42.8%増)、10~19人規模(同39.6%増)、
30~49人規模(同19.0%増)は前回調査での大幅な増加から伸び率が鈍化、前回減少していた3~4人規模(同26.6%増)、1~2人規模(同36.6%増)、5~9人規模(同7.2%増)も増加と、好調なコンビニの増加を反映した結果となっている(第15図)。第15図 コンビニの従業者規模別商店数(前回比) - その他のスーパー
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その他のスーパーは、すべての規模が増加となっている。なかでも、4割を占める1~2人規模が前回比56.1%の増加、100人以上規模は同54.5%の増加とともに5割を超える増加となっている(第16図)。
第16図 その他のスーパーの従業者規模別商店数(前回比)
- 専門店
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専門店は、100人規模以上を除くすべての規模が減少となっている。5割強を占める1~2人規模(前回比▲10.4%減)に加え、5~9人規模(同▲9.9%減)、3~4人規模(同▲9.8%減)も減少と小規模商店での減少が大きい。また、100人規模以上の商店は、食料品専門店(同5.0%増)、住関連専門店(同4.3%増)の増加により、同2.5%の増加となっている。なお、食料品専門店においては、20~29人規模(同675増)、10~19人規模(同0.6%増)でも商店数は増加となっている(第17図)。
第17図 専門店の従業者規模別商店数(前回比)
- 中心店
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中心店は、50人以上規模を除き減少となった。6割近くを占める1~2人規模が、前回比▲10.6%と2桁の減少、25%強を占める3~4人規模が同▲9.8%減、約13%を占める5~9人規模が同▲8.3%減と専門店同様に小規模商店の減少が大きい。また、増加となった50~99人規模(同8.9%増)、100人以上規模(同4.2%増)の大規模店においては、住関連中心店、食料品中心店が増加、なかでも住関連中心店が2桁の増加となっている(第18図)。
第18図 中心店の従業者規模別商店数(前回比)
最終更新日:2007.10.1