ALPS処理水に係るモニタリング

ALPS処理水は、放出前に、含まれる放射性物質の濃度測定を行い、安全基準を下回っていることを必ず確認するなど、
厳格に管理されて放出が行われることから、近傍に生息する魚などの食品の安全上の問題は生じません。
さらに、放出前後で、海水、魚類、海藻類のモニタリングを強化して実施し、状況を確認していきます。

ALPS処理水の分析結果

放出開始日:9月26日
(10月14日放出完了)※

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東京電力及び第三者機関のJAEAが放出前のALPS処理水の分析を行い、
いずれも基準を満たしていることを確認しました

※2024年7月26日に採取を行ったALPS処理水(K4-Aタンク)

※基準:トリチウム以外の告示濃度比総和1未満

放出開始日:10月17日
(約19日間放出)※

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東京電力及び第三者機関のJAEAが放出前のALPS処理水の分析を行い、
いずれも基準を満たしていることを確認しました

※2024年9月4日に採取を行ったALPS処理水(K4-Bタンク)

※基準:トリチウム以外の告示濃度比総和1未満

東京電力福島第一原子力発電所近傍海域のモニタリング結果(海水・魚に含まれるトリチウム)

現在の状態 ※

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異常なし

※最新の各機関での分析結果をもとにしています

凡例

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異常なし:「放出停止判断レベル」(設備の運用状況等の確認が必要な指標)を超えていないときに表示

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「放出停止判断レベル」を超えるときに表示

※「放出停止判断レベル」は、「放水口付近で700Bq/L」「放水口付近の外側10km四方内で30Bq/L」と定めています。

これらを超えた場合でも、周辺海域のトリチウム濃度は安全基準60,000 Bq/LやWHO飲料水基準10,000 Bq/Lを十分下回り、周辺海域は安全な状態です。

詳細の海域モニタリング結果を知りたい方はこちら
(トリチウム以外も、モニタリングしています)

  • 東京電力の結果

    海水や魚を採取している地点ごとのトリチウムとセシウムの結果を公開しています。過去の測定結果の確認やこれまでの推移をグラフで一目で確認できます。

  • 国・自治体の結果

    海水や魚を採取している地点ごとのトリチウム・セシウムを含め、その他核種についても結果を公開しています。結果を理解するために参考とする指標も掲載されています。

放出する水の安全性の確認

海洋放出前に、ALPS処理水に含まれる放射性物質が安全基準を下回ることを確認※1 します。
東京電力のみではなく、専門性を有する第三者として、JAEAも分析を行い、確認します。

ALPS処理のプロセス

ALPS処理のプロセス
STEP1
トリチウム以外の核種を安全基準以下に確実に浄化。
STEP2
トリチウムについても安全基準を十分に満たすよう海水でさらに100倍以上に希釈。
  • ・トリチウム濃度を1,500ベクレル/L未満に ※2
  • ・トリチウム以外の核種を安全基準の1/100以下に
STEP3
安全基準を大幅に下回るALPS処理水のみを海洋放出。
放出後も、モニタリングにより海域や水産物のトリチウム濃度などを確認。
  • ※1:各段階の測定について、IAEAなどの第三者機関も測定し、客観性を確保。
  • ※2:安全基準の1/40、WHO飲料水基準の約1/7。2015年以降、海洋放出中のサブドレンの水の濃度と同じ。

より広い海域の調査結果

東京電力が海洋放出の影響を評価した結果、現状の周辺海域の海水に含まれるトリチウム濃度(0.1~1 Bq/L)よりも、トリチウム濃度が高くなると評価された範囲(1~2 Bq/L)は発電所周辺の2~3kmの範囲に留まっていますが、より広範囲でのモニタリング結果もご覧いただけます。

国・自治体・東京電力によるモニタリングの計画