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- 素形材産業ビジョン策定委員会(第1回)
素形材産業ビジョン策定委員会(第1回)
開催日
議事要旨
- 今回策定するビジョンでは、カーボンニュートラルに向けた素形材産業としてのプロアクティブな取組を指し示すことが必要ではないかとの指摘がなされた。また、循環型経済を目指す必要性や取組の方向性について指摘がなされた。
- サプライチェーン全体としてのデータ連携、自動化への対応など、規格化・ルール作りの必要性について指摘がなされた。この点について、ユーザー企業毎に規格が異なることで個別対応が求められ、生産性の低下要因となっている実態、企業間や業界間で連携し横串を刺して規格化を目指す動きが出てきているとの報告がなされた。
- 素形材産業は価値作りの基盤であり、経済安全保障上も重要との指摘がなされた。中小企業比率が依然高い構造ではあるが、100名以上の事業所が増えており、規模を拡大していく企業が残っていく可能性や、供給責任あるサプライチェーン全体で強化していく必要性について指摘がなされた。
- 人口減少に加え、素形材に関わる教育機関の減少、素形材とは何かといったわかりにくさ、認知度の低さなども背景として、人材の育成・確保がより困難になっている厳しい現状が指摘された。解決策として、高度外国人材の獲得や定着、異業種連携などによる次世代経営者の育成などが挙げられた。また、ユーザー業界への理解、デジタル化とビジネスプロセスの再構築を担うDX人材の必要性に加え、事業規模を拡大していく上で、経営者人材の確保がボトルネックになっている可能性について指摘がなされた。
- 前回のビジョンで設定した6つの方向性について、取組が進んでいる企業とそうでない企業の二極化が進んでいるとの指摘がなされた。素形材産業を持続可能なものにしていくためには、人材の育成・確保や研究開発投資が必要であるところ、こうした取組を進めるためには、まず、素形材産業を利益が出せる産業にしていくことが必要であり、そのためには交渉力や提案力を持ち、資本を集約して規模を拡大することや、自社にしかできないことをしていくなどの方向性が挙げられた。また、素形材産業のセグメントごとに、ビジョンを持ち、リソースを有効活用できているロールモデルとなる企業や企業群を作っていくことの必要性が指摘された。その際、ドイツやインドなど他国企業のベンチマークを行うことが有用ではないかとの指摘がなされた。また、日本特有の取引慣行の適正化も必要であるとの指摘もなされた。
- DXやGXなど先進的な取組事例は参考になる一方で、現場との間にはギャップがあるとの指摘がなされた。短期的な課題に追われ、将来課題にまで十分に意識が及んでいない経営者もいるのが現状であり、持続可能な産業にしていくためには、どのように産業全体に広く良い影響を与えていけるのかを考えていくべきとの指摘がなされた。
開催資料
- 資料1 議事次第(PDF形式:81KB)
- 資料2 素形材産業ビジョン策定委員会 設置趣旨(PDF形式:121KB)
- 資料3 委員名簿(PDF形式:110KB)
- 資料4 座席表(PDF形式:176KB)
- 資料5 素形材産業を取り巻く現状と課題(事務局提出資料)※2024年9月5日:開催後差し替え(PDF形式:8,393KB)
- 資料6 秋葉委員提出資料(PDF形式:2,844KB)
- 資料7 木村委員提出資料(PDF形式:3,076KB)
- 資料8 三原委員提出資料(一部非公開)(PDF形式:586KB)
- 参考資料1 前回の新素形材産業ビジョン(平成25年3月)概要(PDF形式:330KB)
- 参考資料2 前回の新素形材産業ビジョン(平成25年3月)(PDF形式:8,778KB)
お問合せ先
製造産業局 素形材産業室