ガス工作物に関する規制について
概要
都市ガスの安全規制について
都市ガスは、導管(ガス管)により各家庭や事業所に供給される燃料用ガスのことです。 経済産業省は、規制改革を進め、ガス事業者の自主保安体制の徹底・定着を促進するとともに、立入検査及び事業者からの報告徴収、改善命令等の事後規制によって、都市ガスの安全維持に努めています。
都市ガス設備の保安・管理責任
ガスの製造段階、供給段階の設備(ガス工作物)については、ガス事業者に保安・管理責任があります。また、消費設備についての法令に基づく消費機器調査、周知等の保安責任はガス小売事業者にあります。ただし、敷地の境界線よりガス栓までの供給設備や消費機器の経年劣化に伴う取替え等の管理については消費者の責任となります。十分な知識を得て、安全な暮らしを守りましょう。
ガス工作物の技術基準について
ガス事業法では、ガス事業者に対しガス工作物を省令で定める技術基準に適合するよう維持することを義務付けており(法第28条)、この技術基準を「ガス工作物の技術上の基準を定める省令」で定めています。 この技術基準については、自主保安の推進を図るとともに、技術的知見の進歩への迅速な対応及びJIS規格・国際規格等の活用促進のため、平成12年に、それまでの詳細仕様を規定するものから、ガス工作物に求められる安全確保のために必要な性能を示す性能規定に改正し、ガス事業者は技術基準に適合する仕様等を自己責任で選択することができることとなっております。 「ガス工作物技術基準の解釈例」は、ガス事業者が、技術基準に適合すると考えられる複数の技術的仕様の中から、実際に採用する仕様を選択する際の目安として、技術基準に規定された性能を満たす一例を示しているものであります。ただし、本解釈例に含まれない技術的仕様であっても、技術基準に照らして十分な保安水準の確保が達成できる技術的根拠があれば、技術基準に適合するものと判断されます。 なお、本解釈例は、内容の追加、変更等の都度「経済産業省」のホームページ上の「産業保安の報道発表など」欄において公開しております。
検査機関
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産業保安・安全グループ ガス安全室
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