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日本産業規格(JIS)を制定・改正しました(2022年6月分)

~高齢者・障害者等に対する事務機器の配慮設計などのJISを制定・改正しました~

2022年6月20日

JISは、鉱工業品、データ、サービスの品質、性能や試験方法などを定めた国家規格であり、社会的環境の変化に対応して、制定・改正しています。また、社会的に関心の高い重要な制定や改正を月に1回紹介しています。

1.今回のJISの制定・改正内容

今回は、認定産業標準作成機関である一般財団法人日本規格協会から申し出された2件の制定及び3件の改正を行いました。中でも、以下の改正は特に重要です(資料1)。

① 高齢者・障害者等に対する事務機器の配慮設計に関するJISの改正について

高齢者・障害者等に対する事務機器の配慮設計に関する日本産業規格(JIS X 8341-5)を改正しました。この規格と対応する国際規格(ISO/IEC 10779)が、高齢者障害者に関する各国の法律等の改正に適応するために2020年に改正されたことを受け、同国際規格との整合を図るために改正を行ったものです。この改正においては、複写機等の事務機器の設計において配慮すべき事項が整理、明確化されました。主に高齢者、障害者及び一時的に障害を持つ人々が一層容易に利用可能となる事務機器が普及することが期待されます(資料2)。

図-横向きアクセスの操作可能範囲

  1. 垂直基準面
  2. 障害物
  3. 操作可能範囲
  4. 領域(領域が操作可能である場合、障害物の高さは、865㎜以下でなければならない。)

2.JIS(日本産業規格)とは

JIS(Japanese Industrial Standards)は、製品、データ、サービスなどの種類や品質、それらを確認する試験方法又は評価方法や、要求される規格値などを定めており、例えば、生産者、サービスの提供者、使用者・消費者などが安心して品質が良い製品を入手したり、サービスの提供を受けたりすることができるために用いられています。

経済産業省では、技術の進歩や、社会的環境の変化等、必要に応じて、JISを制定・改正しています。

JISについて、詳しくは、下記のサイトを御覧ください。
日本産業標準調査会ホームページ外部リンク

経産省ホームページ標準化・認証

JISの閲覧は、下記のサイトより検索ください。
JIS検索

3.過去のニュースリリース

日本産業規格(JIS)制定・改正関連のリリースはこちらを御覧ください。

4.各規格のお問合せ先について

公示された各規格の詳細について、お問合せされる場合は、資料1に記載された担当課(1.①については国際電気標準課)に極力メールにてお問合せください。その際は、御氏名、御所属(企業等からのお問合せの場合)、御連絡先を明記していただくようお願いします。

関連資料

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