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IAEAは、海洋放出開始後4回目となるALPS処理水の海洋放出に関する安全性レビューミッションについての報告書を公表しました

2025年9月16日

同時発表:外務省

9月12日(オーストリア・ウィーン時間)、IAEA(国際原子力機関)は、東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の海洋放出に関する安全面の報告書を公表しました。
報告書では、ALPS処理水の海洋放出について、これまでIAEAが公表した報告書と同様に、タスクフォースにより、「関連する国際安全基準の要求事項と合致しないいかなる点も確認されなかった」と結論づけられています。

1.概要

2025年5月26日から30日にかけて、IAEAの職員及び国際専門家(アルゼンチン、カナダ、韓国、中国、米国、ベトナム及びロシア)が日本を訪れ、ALPS処理水の海洋放出に関する安全性レビューミッションを行いました。本レビューミッションは、海洋放出開始後4回目となります。

今回公表された海洋放出開始後4回目の報告書は、今年5月にIAEAが行ったレビューミッションの結論をとりまとめたものです。本報告書では、海洋放出開始後第1回から第3回までの報告書における結論と同様に、タスクフォースにより、「関連する国際安全基準の要求事項と合致しないいかなる点も確認されなかった」ことが明記されています。

2.報告書のポイント

(1)評価の観点

報告書では、IAEAタスクフォースと日本政府(原子力規制委員会、環境省、水産庁、経済産業省及び外務省)、福島県及び東京電力との間で行われた議論、東京電力福島第一原子力発電所への現地調査を通じて、ALPS処理水に関する日本の各種モニタリングプログラムを評価・理解し、これらのプログラムが関連する国際安全基準に合致しているかどうかの確認が行われています。

(2)主な評価結果

報告書では、IAEAによる結論は、全体として放出開始後にこれまで行われた3回のレビューミッションで強調された結論と一致しています。

3. IAEA報告書を受けた対応

日本政府は、引き続き、IAEAレビューを通じて国際安全基準に従った対策を講じ続け、ALPS処理水の海洋放出の安全確保に万全を期していきます。また、今後ともIAEAと連携し、国際社会に対して透明性が高い情報提供を行っていくとともに、ALPS処理水の海洋放出の安全性について、国内外の一層の理解を醸成していくことに努めていきます。

関連リンク

担当

資源エネルギー庁
原子力発電所事故収束対応室調整官 植松
担当者:石橋、早川
電話:03-3501-1511(内線 4441)
メール:bzl-hairo-syorisuitaisaku★meti.go.jp
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