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IAEAタスクフォースにより、海洋放出開始後5回目となるALPS処理水の海洋放出に関する安全性レビューミッションが行われました

2025年12月19日

同時発表:外務省

12月15日(月曜日)から19日(金曜日)にかけて、IAEA(国際原子力機関)職員及び国際専門家からなるIAEAタスクフォースが来日し、東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の海洋放出に関する安全性レビューを行いました。

IAEA(国際原子力機関)のグスタヴォ・カルーソ原子力安全・核セキュリティ局調整官(Mr. Gustavo Caruso, Coordinator, Department of Nuclear Safety and Security)を含む6名のIAEA職員と、9名の国際専門家(アルゼンチン共和国、英国、カナダ、韓国、中国、フランス共和国、米国、ベトナム社会主義共和国、ロシア連邦)が日本を訪れ、ALPS処理水の海洋放出に関する安全性レビューミッションが行われました。
本レビューミッションは、海洋放出開始後5回目となります。

レビューミッションでは、IAEAタスクフォースは、ALPS処理水の海洋放出の安全性について、IAEA国際安全基準に基づいて、技術的事項を議論するとともに、東京電力福島第一原子力発電所を訪れ、現地調査を行いました。

議論及び東京電力福島第一原子力発電所の現地調査の概要は、以下のとおりです。

1.レビューにおける議論概要

12月15日(月曜日)、オープニングセッションを外務省において行いました。
12月18日(木曜日)及び12月19日(金曜日)、経済産業省と東京電力から、(1)2024年12月~2025年12月のALPS処理水の放出実績や海洋放出開始以降の海域モニタリングの実績等に関する情報提供、(2)IAEA国際安全基準に基づく海洋放出開始後の取組状況について説明を行い、IAEAタスクフォースとの間で議論しました。

2.レビューにおける東京電力福島第一原子力発電所の現地調査概要

12月17日(水曜日)、IAEAタスクフォースは、東京電力福島第一原子力発電所を訪問し、東京電力から現地の最新状況について説明を受けました。
さらに、IAEAタスクフォースは、(1)ALPS処理水移送建屋、(2)放水立坑をはじめとするALPS処理水の海洋放出関連設備、(3)2025年度中に解体開始予定のJ8エリアのタンク及びすでにタンク解体が完了したJ9エリアの現場確認を行いました。加えて、IAEAタスクフォースは、(4)東京電力の化学分析棟、(5)IAEA福島ALPSラボラトリーといったALPS処理水の測定や分析を行う施設の現場確認を行いました。

3.今後の取組

日本政府は、引き続き、IAEAによるレビューを通じて国際安全基準に従った対策を講じ、ALPS処理水の海洋放出の安全確保に万全を期していきます。また、今後ともIAEAと連携し、国際社会に対して透明性が高い情報提供を行っていくとともに、ALPS処理水の海洋放出の安全性について、国内外の一層の理解を醸成していくことに努めていきます。

関連リンク

担当

資源エネルギー庁 原子力発電所事故収束対応室 調整官 植松
担当者:石橋、早川
電話:03-3501-1511(内線 4441)
メール:bzl-hairo-syorisuitaisaku★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。