産業連関表から読み解く乗用車産業 ~軽乗用車の需要減と生産波及~ 2015.11.6
東京モータショーや自動運転化など乗用車にまつわる話題には事欠きませんが、乗用車の生産活動や構造はどうなっているのでしょう。
乗用車の生産にどれだけの“もの”、“サービス”、“ひと”が投入されているでしょうか。また乗用車の生産が国内の他産業へ及ぼす影響はどうでしょうか。
そのような疑問を解消するカギが「産業連関表」にあります。“産業連関表からわかる”をポイントに乗用車産業を読み解いてみました。
また、近年乗用車の新車販売台数に占める割合を伸ばしてきた軽乗用車は、平成27年度の需要見通しで▲14.8%の減少が見込まれています。「軽乗用車の需要見通しが実現した場合の生産波及は?」など産業連関表で国内産業に与える影響、生産波及効果を試算することができます。
ちなみに、経済産業省では毎年、可能な限り最新時点の産業構造を反映させた延長産業連関表(以下、延長表)を作成しています。今回は、延長表に先立って今年公表された「平成23年産業連関表(基本表)」を延長表54部門に組替えた産業連関表を用いました。
産業連関表は産業(部門)構造を始め生産波及など、産業(部門)に関する情報の宝庫です。産業連関表を身近に感じていただくことを目指して、各種のグラフなども使ってスライド資料をまとめてみましたので、下記URLの資料を是非ご活用いただけると幸いです。
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/pdf/h2amini033j.pdf
参考】延長54部門表
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/entyoio/result/benchio_2011.html
平成27年11月6日
経済産業省 経済解析室長 石塚
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