平成30年3月の建設業活動指数は2か月連続の低下。指数値は114台を割り込むなど、全体の動きは弱含みが続く。他方、引き続き民間の企業設備投資関連工事には明るさも。 2018年5月23日
2か月連続の前月比低下、指数値は114台を割り込む
平成30年3月の建設業活動は、前月比マイナス0.8%と2か月連続の低下、指数値は113.9となりました。この前月比低下幅は大きめで、指数値は1年ぶりに114台の水準を割り込みました。後方3か月移動平均グラフでも、再び弱含みの動きとなっています。

なお、30年第1四半期の建設業活動は、前月比マイナス0.3%と3期連続の低下、指数値は114.7でした。
3月は民間発注工事が建設業活動全体をマイナスに導く
3月の建設業活動では、民間発注工事の活動が前月比マイナス1.3%と2か月連続の低下、国や地方公共団体等の発注する公共工事の活動が前月比0.2%と2か月ぶりの上昇でした。3月の建設業活動の前月比低下は、民間発注工事の1%を超える大幅低下によるものでした。

民間発注工事では、住宅建築は前月比マイナス1.3%と2か月連続の低下、建設業活動全体の前月比低下の主要因でした。もともと昨年年央以降の動きは弱かったのですが、この連続低下で指数値も急速に下降、減速感はより強くなりました。
他方、非住宅(工場や倉庫など)建築は前月比0.9%と大きく上昇、昨年12月の横ばいを含め6か月連続で前月比マイナス無しと順調な動きです。指数値も3か月連続で今基準指数(平成20年1月~)の最高値を更新、140.0にまで達しました。
民間・土木は前月比マイナス0.9%と2か月連続の低下でした。しかし、今年1月の前月比5%に迫る上昇率と、ここ2か月の連続低下分を比べれば、この低下幅は反動の範囲内にあるという見方もできます。
公共工事では、公共・建築(庁舎、学校、病院など)は前月比マイナス4.6%と3か月ぶりの低下ですが、指数値は130台に迫る水準をキープしています。他方、公共・土木は前月比1.3%と4か月ぶりの上昇となりましたが、昨年の水準には戻れていません。
3月の建設業活動は引き続き弱含み、強さと弱さの混在がより強くみられる
平成30年3月の建設業活動は、最近としては大きめ前月比低下でした。指数値も114台を割り込み、第1四半期も3期連続で前期比マイナスです。
民間投資関連の動きには光明がみえますが、住宅建築ではこれまで以上の弱さがみられるなど、明暗の格差は強まっています。
- 全産業活動指数 結果概要
- https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/zenkatu/html/b2010_201803j.html
- 就活でもない、終活でもない「全活」(全産業活動指数を紹介するムービー)
- https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/slide/20170602zenkatu_umekomi.html
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