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延長産業連関表

1-4.前年よりも低下した生産波及力

  1. 中間投入係数が、前年よりも低下した。
  2. 国産品の投入係数は低下し、輸入品の投入係数が上昇。
  3. 加えて、中間投入計に占めるサービスの投入割合は傾向的に上昇。
  4. このため、生産波及力は前年よりもさらに低下した。
(1) 中間投入係数(生産額に占める中間投入額の割合)が低下した主因
  • 1)円高や原油価格の低下により、輸入原材料の価格が低下した
  • 2)製品の小型、軽量化等により、鉄鋼、金属等の投入額が低下した
  • 3)サ−ビスの投入額が減少した
(2) 国産品原材料から輸入品原材料への代替
産業全体が原材料として投入する財で、国産品から輸入品への代替が顕著
  • 製造業の国産品と輸入品の投入係数をみると、
    国産品の投入係数は、▲0.753ポイント低下
    輸入品の投入係数は、 0.019ポイント上昇
(3) 90年から94年の間で中間投入計に占めるサービスの投入割合は上昇
  • 産業全体では、 0.025ポイント上昇
  • 製造業では、  0.013ポイント上昇
(4) 産業平均の生産波及力は、93年1.863倍から94年1.843倍へと、▲0.020低下

第4表 製造業の中間投入に占める輸入品の投入比率(実質)
製造業の中間投入に占める輸入品の投入比率

第2図 製造業の中間投入に占める輸入品の投入比率(実質)
製造業の中間投入に占める輸入品の投入比率


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