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延長産業連関表>>集計結果又は推計結果>>統計表一覧>>1995年産業連関表(延長表)>>1-2.生産活動は、名目、実質とも増加

延長産業連関表

1-2.生産活動は、名目、実質とも増加

  1. 製造業の生産は、「消費支出」「輸出」などの伸びを背景に「電子・通信機器」「一般機械」「非鉄金属」「パルプ・紙・紙加工品」「重電機器」を中心に3年ぶりに増加したが、業種間の伸び率にはバラツキが目立つ。
  2. サービス業の生産も、伸び率は低いものの、前年の伸びを上回った。
  3. この結果、全産業の生産は3年ぶりの増加となった。
  4. また、サービス部門の生産のシェアが初めて5割を超えた。
  5. 価格は前年に引き続き低下し、実質(数量ベース)の伸びが名目の伸び率を回る逆転現象が、前年に引き続き生じた。
(1) 国内の生産活動は、名目では3年ぶりの増加、実質では伸び率を高めた。
  • 名目(金額ベース)では、前年比 0.6%の増加(94年 ▲1.3%)
  • 実質(数量ベース)では、前年比 1.2%の増加(94年  0.1%)
(2) 名目(金額ベース)
  • 「製造業」部門の生産は、前年比 2.0%増(94年 ▲3.6%)と3年ぶりに増加したが、業種間の伸び率にバラツキが目立つ。
    「電子・通信機器」「一般機械」「非鉄金属」「パルプ・紙・紙加工品」「重電機器」などの業種が増加したのに対し、「その他の輸送機械」「繊維製品」「製材・木製品・家具」などの業種は減少となった。
  • 「サービス業」部門の生産は、前年比 0.9% (94年 0.4%)の増加。
    「通信・放送」は引き続き増加し、「対事業所サービス」「運輸」なども増加しているが、「金融保険」は前年に引き続き減少し、「不動産」も再び減少していることが響いている。
(3) 実質(数量ベース)
  • 「製造業」部門の生産は前年比3.7%の増加(94年 ▲0.1%)、「サービス業」部門の生産は同 0.9%の増加(94年 0.5%)。
    「製造業」部門の内訳をみると、「その他の輸送機械」「製材・木製品・家具」など5業種が落ち込んでいる以外は、軒並み増加している。
(4) 生産額デフレータが前年に引き続き低下し、実質の伸び率が名目の伸びを上回るという、名目と実質の伸び率の逆転現象が前年に引き続き生じた。

第1図 部門別の生産額の伸び率比較(95年/94年)
部門別の生産額の伸び率比較(95年/94年)

第2図 部門別の名目と実質の生産額の伸び率比較(95年/94年)
部門別の名目と実質の生産額の伸び率比較(95年/94年)


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