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延長産業連関表

1-3.輸入は金額、数量とも増加し、国内生産を抑制

  1. 国内生産活動が回復する中で、輸入金額、輸入数量ともに2桁台の大幅な増加で、総供給に占める輸入のウェイトを高めた。
  2. 国内需要によって誘発される輸入誘発係数は上昇した。
  3. 輸入品の拡大は、最終需要向けの増加寄与が大きい。
(1) 国内生産活動が回復する中で、輸入金額、輸入数量とも2桁台の大幅増加。
  • 輸入金額 前年比 10.5%増加
  • 輸入数量 前年比 13.6%増加
(2) 輸入価格は、原油価格が上昇したものの、円高などから前年に引き続き低下。
(3) 製品輸入比率は更に上昇。
  • 通関製品輸入比率(円ベース)は、
     90年 50.4% 92年 50.2% 93年 52.0% 94年 55.2% 95年 59.1%
    と上昇し、最近では一時的に6割を超えている。
(4) 輸入品の最終需要向け比率は、前年に比べ 1.4ポイント上昇。
  • 90年に比べると、 7.3ポイントの上昇。
  • 製造品の輸入の最終需要向け比率は、47.5%に達している。

第2表 輸入品の需要別の割合
  中間需要向け 最終需要向け
90年 合計
うち製造品
68.6%
(58.6%)
31.4%
(41.4%)
93年 合計
うち製造品
65.2%
(55.4%)
34.8%
(44.6%)
94年 合計
うち製造品
62.7%
(52.9%)
37.3%
(47.1%)
95年 合計
うち製造品
61.3%
(52.5%)
38.7%
(47.5%)
(5) 最終需要1単位当たりによって誘発される輸入額の大きさを表す輸入誘発係数をみると、90年から93年にかけて低下した後、94年、95年と2年連続上昇し、国内生産を抑制している。
  • 90年 0.0932
  • 93年 0.0713     0.0219ポイント低下
  • 94年 0.0735     0.0022ポイント上昇
  • 95年 0.0800     0.0065ポイント上昇

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