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延長産業連関表

1-4.前年よりも低下した生産波及力

  1. 中間投入係数が前年よりも低下した。
  2. 国産品の投入係数が低下し、輸入品の投入係数は上昇した。
  3. 加えて、中間投入計に占めるサービスの投入割合が傾向的に上昇した。
  4. このため、生産波及力は前年よりもさらに低下した。
(1) 中間投入係数(生産額に占める中間投入額の割合)が低下した主因
  • (ア)原油価格が高騰したものの、円高により輸入原材料の価格が低下した。
  • (イ)製品の小型、軽量化等により、鉄鋼、金属等の投入額が低下した。
(2) 国産品原材料から輸入品原材料への代替
産業全体が原材料として投入する財については、国産品から輸入品への代替が顕著
  • 製造業における国産品と輸入品の投入係数をみると、前年に比べ、
    「国産品の投入係数」は、▲0.3076ポイント低下
    「輸入品の投入係数」は、 0.2035ポイント上昇
(3) 90年から95年までの5年間でみると、中間投入計に占めるサービスの投入割合は上昇している。
  • 産業全体では、 0.023ポイント上昇
  • 製造業では、  0.015ポイント上昇
  • サービス業では、0.024ポイント上昇
(4) 産業平均の生産波及力(逆行列係数の列和)は、90年の1.923倍から94年には1.843倍へと低下し、95年には1.835倍へと ▲0.008ポイントの低下となった。

第3表 製造業の中間投入に占める輸入品の投入比率(実質)
製造業の中間投入に占める輸入品の投入比率

第3図 製造業の中間投入に占める輸入品の投入比率(実質)
製造業の中間投入に占める輸入品の投入比率


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