延長産業連関表

1-5.生産誘発でも、輸入誘発いずれにおいても「民間消費支出」への依存度が低下

生産誘発依存度、輸入誘発依存度で、「民間消費支出」への依存度が低下し、生産誘発依存度、付加価値誘発依存度、輸入誘発依存度のすべてで、「輸出」への依存度が上昇した。
最終需要項目別の生産誘発係数は、産業各部門の生産波及力の低下を反映して「公的資本形成」以外のすべての項目で低下した。

(1) 国内の生産がどの最終需要項目によって誘発されたか、その割合（依存度）をみると、 「輸出」への依存度が、 94年11.2％　　　95年11.4％　　0.2ポイント上昇 「政府消費支出」への依存度が、 94年7.6％　　　 95年7.8％　　 0.2ポイント上昇 「民間総固定資本形成」への依存度が、 94年19.8％　　　95年19.4％　　▲0.4ポイント低下 「民間消費支出」への依存度が、 94年48.8％　　　95年48.7％　　▲0.1ポイント低下
(2) 輸入がどの最終需要項目によって誘発されたか、その割合（依存度）をみると、 「民間総固定資本形成」への依存度が、 94年19.5％　　　95年20.3％　　 0.8ポイント上昇 「輸出」への依存度が、 94年8.6％　　　95年9.1％　　　0.5ポイント上昇 「民間消費支出」への依存度が、 94年59.0％　　　95年57.4％　　▲1.6ポイント低下
(3) 最終需要項目別に、1単位当たりの需要によって誘発される生産額の大きさを表す生産誘発係数をみると、各産業の生産波及力の低下を反映して、｢公的資本形成｣以外の項目で低下し、 最終需要平均では、 94年1.656　　　95年1.641 　　▲0.015ポイント低下 「民間消費支出」では、 94年1.527　　　95年1.512 　　▲0.016ポイント低下 「民間総固定資本形成」では、 94年1.834　　　95年1.812 　　▲0.022ポイント低下 「輸出」では、 94年2.119　　　95年2.096　　▲0.023ポイント低下 第4表　最終需要項目別の生産誘発係数の変化

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