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国際産業連関表
1990年日・米・EU・アジア多国間国際産業連関表
6. 最終需要1単位を与えた場合に、アジアのGDPを上昇させるのに最も効果的な国は、日本である。
付加価値誘発係数により、自国の最終需要に1億ドルの需要増があった場合、自国はもちろんのこと自国以外の各3か国・地域にもそれぞれどれくらいの付加価値額(ほぼGDPに相当)が誘発されるかがわかる。いまこの付加価値誘発係数を用いて、日米欧にそれぞれ単位需要の1億ドルを与えた場合に、アジアのGDPを上昇させるのに最も効果的な国はどこなのかをみると(図表9)、日本が最も高く139万ドル(1億ドル×0.0139、以下同様)となっている。そして米国が102万ドル、欧州は効果が小さく63万ドルとなっている。
これを85年と90年で比較してみると、米国及び欧州では上昇しているのに対し、日本では低下していることがわかる。
図表9 最終需要1億ドル当たりのアジアへの付加価値誘発額(単位;万ドル)

最終更新日:2007.10.1