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国際産業連関表

1990年日欧(英,仏,独)2国間国際産業連関表について

第2章 日欧(英,仏,独)経済構造の特徴と相互依存関係の分析
    -1990年日欧二国間国際産業連関表による-

7-2.日本の需要が欧州3か国の生産を誘発する力は、85年の1.9倍に上昇。
しかし、まだ相手国の生産を誘発する力は、欧州3か国の方が強い。

7-1とは逆に、自国に1億ドルの最終需要が発生した場合、相手国の生産がどれだけ誘発されるかを計算し、日本と欧州3か国を比較してみると(第5図)、日本の最終需要1億ドルは欧州3か国の生産を117万ドル(85年は63万ドル)誘発し、欧州3か国の最終需要1億ドルは日本の生産を163万ドル(同142万ドル)誘発する。両係数の比は1対1.4(同1対2.3)であり、相手国の生産を誘発する力は欧州3か国の方が強い。しかし、これを85年と比較すると、日本需要1億ドルによって誘発される欧州3か国の生産額は85年の1.9倍に増加しており、日欧間の係数の格差は急速に縮小している。

第5図 最終需要1億ドル当たりの相手国への生産誘発額(単位;万ドル)
第5図

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最終更新日:2007.10.1
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